ホーム

認知症を学ぶ

down compression

介護を学ぶ

down compression

専門家から学ぶ

down compression

書籍から学ぶ

down compression

健康を学ぶ

down compression
トップページ>健康お役立ち記事>栄養>ファイトケミカルの種類や効果を詳しく解説!摂取のコツなど

ファイトケミカルの種類や効果を詳しく解説!摂取のコツなど

健康への関心が広がってきています。
その中でファイトケミカルという成分が注目されてきています。

そもそもファイトケミカルとはどのような成分なのでしょうか。
注目されている理由にはどのようなものがあるのでしょうか。

本記事ではファイトケミカルについて以下の点を中心にご紹介します。

  • ファイトケミカルとは
  • ファイトケミカルはなぜ注目されてきているのか
  • ファイトケミカルが多く含まれているのはどこか

ファイトケミカルについて理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

関連記事

健康は食べることからといわれています。栄養バランスのいい食生活を、といわれても具体的にはどのような栄養をどれくらい摂取したらいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。そこで活躍するのが栄養素一覧です。この記事[…]

スポンサーリンク

ファイトケミカルとは

ファイトケミカルとは植物が作り出す化学物質のことです。
植物が作る化学物質には色素や香り、辛み、粘りなどがあります。

ファイトケミカルは必須栄養素ではありません。
しかし、さまざまな病気を予防して健康を維持するために重要な成分です。
第7の栄養素ともいわれています。

ファイトケミカルは植物しか作り出すことができません。
そのため、食事やサプリメントから摂取する必要があります。

スポンサーリンク

ファイトケミカルの種類と含まれる食材

ファイトケミカルの代表的なものには

  • ポリフェノール
  • カロテノイド
  • 含硫化合物

があります。

その他にもさまざまあり、数千種類以上あります。
代表的なファイトケミカルの特性や含まれる食材を紹介していきます。

ポリフェノール

植物が光合成をすることでできる抗酸化物質です。
ほとんどの植物に存在しており、種類も豊富で約8,000種類あります。

苦味やアク、色素の成分です。
紫外線や害虫、乾燥などから守るために生成されます。

ポリフェノールの多くが水溶性で吸収されやすいです。

ポリフェノールの代表的なものについて説明していきます。

アントシアニン

青紫色の色素成分です。
強い抗酸化作用があります。

他にも目の毛様体筋の緊張をほぐす効果があります。
目の使い過ぎによるピント調節機能の低下は、毛様体筋の緊張が原因となります。
そのためアントシアニンを摂ることで眼精疲労に効果を発揮します。

含まれる食材例

  • ブルーベリー
  • ナス
  • ぶどう
  • 黒豆
  • 赤しそ

イソフラボン

女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをします。
骨粗鬆症の予防や更年期症状の緩和に効果が期待できます。

含まれる食材例

  • 大豆
  • 大豆製品
  • 葛の根

カテキン

苦味や渋みの成分で抗菌作用があります。
他にも血中コレステロール低下作用や抗アレルギー作用などがあります。

含まれる食材例

  • 緑茶
  • 紅茶
  • ほうじ茶

タンニン

種子に多く含まれる渋みのもととなる成分です。
カテキンが多数重なった構造をしています。

収斂作用があり、肌につけると毛穴を引き締める効果があります。
他にも強い抗酸化作用により動脈硬化を防ぐ効果もあります。

含まれる食材例

  • 茶葉
  • ワイン
  • 渋柿

クルクミン

肝臓の解毒機能を助ける働きがあります。
そのためアルコールの分解を助けたり、コレステロール値を低下させる作用があります。
他にも胆汁の分泌を促したり、胃腸の健康を維持する作用があります。

二日酔いや肝臓の機能を高める効果が期待できます。

含まれる食材例

  • ウコン
  • カレー
  • たくあん

ヘスペリジン

柑橘類の皮やすじに多く含まれています。
末梢血管を強化し血流を改善する作用があります。
他にもアレルギーによる炎症を抑制する作用があります。

高血圧の予防や花粉症の予防に効果が期待できます。

含まれる食材例

  • 青みかん
  • レモン
  • さくらんぼ

レスベラトロール

強い抗酸化作用があり、細胞の酸化を防ぎます。
抗炎症作用もあるため肌荒れ予防の効果が期待できます。
他にもメラニンを作る酵素の活性化を抑制することで美白効果が期待できます。

含まれる食材例

  • サンタベリー
  • 赤ワイン
  • アーモンド
  • ココア

カロテノイド

緑黄色野菜に含まれている色素成分の総称です。
水に溶けにくく、油に溶ける性質を持っています。

強い抗酸化作用があり活性酸素を除去します。
カロテノイドは複数の種類を摂取することで高い効果が期待できます。

α-カロテン

強い抗酸化力があります。
体内で必要に応じてビタミンAに変わります。

がんや生活習慣病予防に効果が期待できます。

含まれる食材例

  • にんじん
  • かぼちゃ
  • ほうれん草

β-カロテン

黄色や橙色の色素成分です。
体内に入ると必要に応じてビタミンAに変わります。

強い抗酸化作用があり、がんの予防効果が期待できます。
皮膚や粘膜を丈夫にする効果もあります。

ビタミンAには視力を正常に維持する役割もあります。
そのため、β-カロテンは夜盲症や視力低下予防にも効果があります。

含まれる食材例

  • にんじん
  • かぼちゃ
  • トマト

β-クリプトキサンチン

黄色の色素成分です。

骨の成分が血液中に溶け出すことを抑制して骨密度や骨質・骨代謝を改善します。
そのため骨粗鬆症予防の効果が期待できます。

また、免疫系を活性化させ免疫力を高める効果が期待できます。

含まれる食材例

  • 温州みかん
  • ポンカン
  • パプリカ

リコピン

悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、血流を改善させる作用があります。
また、β-カロテンの2倍以上の抗酸化作用があります。

含まれる食材例

  • トマト
  •  すいか
  • ピンクグレープフルーツ

ルテイン

黄色の色素成分です。
人体にもともとある成分で、目の水晶体や黄斑と呼ばれる部位にあります。
ルテインはブルーライトや紫外線から目を守る働きがあります。

加齢に伴いルテインの量は減少します。
ルテインを摂ることで老眼や加齢黄斑変性などの眼病対策に効果があります。

含まれる食材例

  • ブロッコリー
  • レタス
  • ほうれん草

ゼアキサンチン

ルテイン同様に目に存在しており、目を光のダメージから守っています。
ルテインとともに働き加齢黄斑変性や白内障の予防に効果が期待できます。

含まれる食材例

  • パプリカ
  • ほうれん草
  • マンゴー

アスタキサンチン

海のカロテノイドと呼ばれ、海にいる生物に含まれる栄養素です。
強い抗酸化力作用があります。

含まれる食材例

  • サケ
  • イクラ
  • カニ
  • エビ

含硫化合物

主にアブラナ科の植物に含まれる成分です。
辛みや刺激臭が特徴です。

イソチオシアネート

アブラナ科の植物に含まれており、抗がん作用や抗菌作用があります。
辛みや刺激のある香りの主成分です。

イソチオシアネートは野菜の細胞壁が壊れて作られる成分です。
そのためダイコンなどはすりおろすことで効果的に摂取することができます。

多く含まれる食材例

  • キャベツ
  • 白菜
  • ルッコラ
  • カブ

スルフォラファン

アブラナ科に含まれる辛み成分です。
強い抗酸化作用があります。

体内の解毒作用を活性させて肝機能の向上にもつながります。

多く含まれる食材例

  • ブロッコリースプラウト
  • カリフラワー
  • 菜の花

カプサイシン

唐辛子の辛さのもとになっている成分です。
コショウに含まれるピペリンなどもカプサイシン類の1つです。

舌の痛覚神経を刺激することで辛みとして認識されます。

カプサイシンにはエネルギー代謝を高める効果や血流を改善する効果が期待できます。

多く含まれる食材例

  • 唐辛子
  • ししとう

アリシン

硫黄化合物の1種です。
糖の代謝を促進する作用やビタミンB1の効果を持続させる作用があります。

疲労回復や血栓予防の効果が期待できます。

多く含まれる食材例

  • にんにく
  • 玉ねぎ
  • にら

その他

その他のファイトケミカルについても説明していきます。

フコイダン

海藻類のぬめりの成分で多糖類の1種です。
海藻が傷や乾燥から守るために保持しているネバネバの成分です。

免疫力を高めたり、胃の粘膜を保護する効果も期待できます。

多く含まれる食材例

  • 昆布
  • ひじき
  • めかぶ

β-グルカン

多糖類の1種で食物繊維の仲間です。

免疫力を高めて、がんの予防効果が期待できます。
他にも、コレステロール値の上昇を抑える働きが期待できます。

きのこや酵母などの細胞壁に存在し腸内の免疫担当細胞に働きかけます。

多く含まれる食材例

  • しいたけ
  • まいたけ
  • オーツ麦
  • パンの酵母

GABA

アミノ酸の1種で体内では脳に存在しています。
脳の興奮を抑制したり、α波を増加させてストレスを緩和させる効果が期待できます。

多く含まれる食材例

  • 発芽玄米
  • 味噌
  • 醤油

イヌリン

血糖の上昇を抑えたり中性脂肪を減少させる作用があります。
糖尿病予防や腸内環境の改善の効果が期待できます。

多く含まれる食材例

  • キクイモ
  • ゴボウ
  • にら

リモネン

副交感神経を活性化させてリラックス作用があります。
血管を広げることで血流の改善にも効果が期待できます。

多く含まれる食材例

  • レモン
  • オレンジ
  • グレープフルーツ

メントール

清涼感のある香り成分です。
胃の粘膜に働きかけて消化を促進します。

皮膚につけると痒みや軽い炎症をとる働きがあります。

多く含まれる食材例

  • ペパーミント
  • カモミール

ギンコライド

血流の改善作用があり、動脈硬化を予防する効果が期待できます。
また末梢血管での血流も改善されるので冷え性にも効果的です。

多く含まれる食材例

  • イチョウ葉エキス

サポニン

植物に含まれている配糖体の1種です。
渋味や苦味の成分です。
コレステロールを低下させる作用や血栓を溶かす作用があります。

多く含まれる食材例

  • 高麗人参
  • 大豆

ナットウキナーゼ

酵母の1種で納豆に含まれている特有の成分です。
血栓を溶かす作用があり、血流を改善させる効果があります。

脳梗塞や動脈硬化などの血栓症の予防効果が期待できます。

多く含まれる食材例

  • 納豆

葉緑素

植物や藻類に含まれる緑色の色素成分です。
強い抗酸化力や体内から余分な物を排出する作用があります。

がんの予防やコレステロールを下げる効果、デトックス効果が期待されます。

多く含まれる食材例

  • 明日葉
  • クロレラ
  • 小松菜
関連記事

ポリフェノールは赤ワインやコーヒーなど多くの食品に含まれ、身体に良いものとされています。自然界には、実に8000種類以上のポリフェノールが存在しています。ポリフェノールを摂るには、どのような食品をどれくらい食べるとよいのでしょうか?[…]

おすすめ記事

タンパク質について筋肉づくりや維持の為に、タンパク質を凝縮したプロテインを摂取する方も多いでしょう。しかし、タンパク質の特徴や過不足などを知らないと、健康のためのタンパク質摂取が逆効果になってしまうことがあることをご存じでしょうか。[…]

ファイトケミカルの効果〈抗酸化作用〉

ファイトケミカルの最も注目される効果は抗酸化作用です。

人は呼吸をすることで酸素を体内に取り入れます。
そして酸素を使ってエネルギーを作りだし、活動をしています。

酸素を利用するということは体の中を酸化させることにつながります。
酸化=サビと考えると理解しやすいです。

酸素を利用すると活性酸素が生じます。
活性酸素は細胞を傷つけて様々な被害をもたらします。

被害を受けた細胞が増えることで老化やガン、生活習慣病になってしまいます。

ファイトケミカルには活性酸素による酸化を抑える作用=抗酸化作用があります。
抗酸化作用によって細胞が守られることで老化やガン、生活習慣病の予防につながります。

ファイトケミカルには抗酸化作用以外にも様々な効果が期待できます。
それぞれについて説明していきます。

老化予防

ファイトケミカルによる老化予防は抗酸化作用によるものです。
活性酸素から細胞を守ることで老化を予防します。

ファイトケミカルの中でも強い抗酸化力を持つのは

  • アントシアニン
  • カテキン類

といわれています。

疲労回復

アリインやアリシンには疲労を回復させる作用があります。
にんにくやねぎに多く含まれています。

疲労は疲労物質の蓄積やエネルギー不足で起こります。
糖の代謝におけるエネルギー産生にはビタミンB1が重要です。

アリインやアリシンはビタミンB1と結びつきエネルギー産生の手助けをします。

アリインはビタミンB1の利用効率を高めてエネルギーを生み出します。
アリシンはビタミンB1を体内に留めてエネルギー産生を長続きさせます。

エネルギー産生の手助けをすることで疲労回復効果が期待できます。

視機能の改善・眼病の予防

ルテイン、ゼアキサンチンは活性酸素から目の黄斑部を守ります。

黄斑部とは網膜の一部で多くの光を受け止め情報を得ています。
多くの光を受けているためダメージを受けやすくなってしまいます。

ルテイン、ゼアキサンチンの抗酸化作用によって加齢黄斑変性を予防できます。

またルテインは目に入ってくる有害な光を吸収してくれます。
有害な光は白内障の原因になります。
ルテインを摂取することで白内障の予防につながります。

さらにコントラストの調整や炎症予防もあります。
視機能の改善や眼病予防に効果が期待できます。

アントシアニンにはロドプシンを再合成することで視機能を改善する効果があります。
ロドプシンとは目から入った光信号を脳に伝える役割をしています。

ロドプシンは光を受けることで分解されてしまいます。
再合成が遅れることで目がしょぼついたり、ぼやけるといった症状がでます。

血流の改善

カプサイシンやリコピンには血流の改善効果が期待できます。

リコピンはLDLコレステロールの酸化を抑えて血流を改善します。
カプサイシンはエネルギーの代謝を活発にさせて血流を改善します。

更年期障害の改善

更年期障害はエストロゲンの分泌が減少することで起こります。
イソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンの分泌を促します。

またイソフラボンにはエストロゲンの過不足を整える作用もあります。
エストロゲンの過剰を防ぐことで乳がんへのリスクを抑えることができます。

肝機能を高める

クルクミンには肝機能を高める効果があります。
解毒機能を高める作用と胆汁の分泌を促す作用があります。

肝機能を高めることで二日酔いの予防やコレステロール値を下げる効果が期待できます。

免疫力を高める

βグルカンには免疫力を高める作用があります。
免疫細胞を増やしたり、免疫細胞の動きを活性化させる作用が期待できます。

免疫に働きかけることで免疫力を高めてくれます。

またフコイダンにはナチュラルキラー細胞を活性化させる働きがあります。
ナチュラルキラー細胞はガン細胞やウイルスに感染した細胞を攻撃します。

体内を監視して異常細胞を攻撃するという免疫の機能を高めています。

生活習慣病予防

カテキンには生活習慣病を予防する効果があります。

生活習慣病の主な原因は脂質異常症です。
カテキンは胆汁酸の排泄を促して血中コレステロールの増加を防ぐ働きがあります。

また活性酸素の増加も生活習慣病の原因となります。
カテキンには抗酸化作用があります。
抗酸化作用により活性酸素の増加を抑え、生活習慣病予防の効果が期待できます。

美肌効果

タンニンにはメラニンの産生を抑制する作用があります。
メラニンの産生を抑えることで美白作用の効果が期待できます。

またタンニンには収斂作用があります。
収斂作用とは組織や血管を縮める作用のことです。
化粧品に配合することで肌を引き締め、毛穴や皮脂腺を引き締める効果があります。

スルフォラファンにも美肌効果があります。

シミやそばかすはメラニン色素が過剰に生成されることで引き起こされます。
スルフォラファンはメラニンの生成を抑制する作用があります。

メラニンの生成が抑えられることでシミやそばかすの予防効果が期待できます。

ダイエット効果

カプサイシンは脂肪を燃焼させやすくしてエネルギー代謝をよくします。
そのためダイエット効果が期待できます。

運動したとき、エネルギーの材料として最初に糖分が使われます。
脂肪が燃焼されるまでには時間がかかります。
脂肪が燃焼されにくいということは体脂肪がなかなか落ちないということです。

カプサイシンはアドレナリンの分泌を促します。
アドレナリンが分泌されることで運動時における脂肪が燃焼しやすくなります。

リラックス効果

GABAを摂取するとα波という脳波が増加します。
α波はリラックスしているときに出る脳波です。

つまり、GABAにはリラックス効果があります。
またGABAは副交感神経を活発にしてリラックスさせる効果があります。

関連記事

食の欧米化など、生活スタイルの変化に伴い、日本でも生活習慣病が問題になっています。生活習慣病は、誰しもがなってしまう病気であるため、正しい知識を身につけ予防していくことが大切です。生活習慣病とは、どのような病気なのでしょうか?[…]

AGA

ファイトケミカル摂取のコツ

ファイトケミカルを摂取するには、植物の細胞を壊す必要があります。
細胞が壊れることでファイトケミカルの成分が抽出されます。

細胞の壊し方には

  • 加熱する
  • すりつぶす
  • 刻む
  • よく噛む

などがあります。

細胞を壊す以外にも摂取するときのコツがあります。
それぞれ具体的に説明していきます。

一日5~6種類の野菜を食べる

ファイトケミカルは数千種類あります。
それぞれの野菜で含まれるファイトケミカルの種類も異なります。

そのため数種類の野菜を組み合わせて食べるのがコツです。
目安としては1日の中で5〜6種類の野菜を食べてください。

異なったファイトケミカルをバランスよく摂ることで体によい影響が期待できます。

野菜は皮ごと食べる

ファイトケミカルは皮と実の間や種に多く含まれています。
皮ごと食べることで、より多くのファイトケミカルが摂取できます。

またファイトケミカルは植物が虫や紫外線から守るための成分です。
無農薬で育った植物は自身を守るためにファイトケミカルの量が増加しています。

無農薬の野菜を皮ごと食べることがファイトケミカルを摂取するコツです。
ブドウに含まれるポリフェノールも皮や種に多く含まれます。
ブドウをそのまま食べることに抵抗がある人はワインでも摂取できます。

醸造の過程でポリフェノールがアルコールに溶け出します。
ワインはポリフェノールの宝庫です。

含硫化合物は加熱を避ける

含硫化合物は熱に弱い性質があります。
主なファイトケミカルには

  • アリシン
  • イソチオシアネート
  • スルフォラファン

があります。

含硫化合物を効率よく摂取するためには、生のまま摂取しましょう。
ブロッコリースプラウトやルッコラなどはサラダとして食べるのがおすすめです。
玉ねぎもスライスして水にさらすことで食べやすくなります。

ただし、アリシンを含むニンニクやねぎなどは注意が必要です。
生のまま多量に摂ることで胃が荒れる原因となります。

カロテノイドは油と相性がよい

β-カロテンやルテインなどのカロテノイドは脂溶性です。
油に溶けやすい性質があります。

油炒めや揚げ物にすると効率よく摂ることができます。
使う油を控えたいときには、脂質が多いものと一緒に食べると吸収しやすくなります。

例えば

  • スクランブルエッグ
  • 豚しゃぶ
  • ドレッシング

などと一緒に食べることで吸収効率がよくなります。

カロテノイドを多く含む野菜例は

  • にんじん
  • かぼちゃ
  • ほうれん草
  • トマト
  • ブロッコリー

などです。

野菜を煮込むときは蓋をする

野菜を煮込むときには蓋をしてください。
理由は揮発性のファイトケミカルが蒸気とともに逃げないようにするためです。

関連記事

ポリフェノールは赤ワインやコーヒーに含まれていて体に良いといわれています。また、ポリフェノールには多くの種類があります。ポリフェノールはどのような食品に多く含まれているのでしょうか?ポリフェノールにはどのような種類や効果があ[…]

健達ねっとECサイト

ファイトケミカルをたっぷり摂れる調理法

ファイトケミカルをたっぷり摂れる調理法にはスープやスムージーがあります。
それぞれの作り方やポイント、ファイトケミカルが摂れる理由を説明していきます。

ファイトケミカルスープ

ファイトケミカルスープとは、ファイトケミカルが豊富に含まれたスープのことです。
ハーバード大学で考案されたためハーバード大学式野菜スープとも呼ばれます。

ファイトケミカルは植物を加熱することで溶け出してきます。
たくさんの野菜をスープとして煮込むことで余すことなくファイトケミカルがとれます。

作り方はシンプルです。
野菜を食べやすい大きさに切って煮込むだけです。

ただしポイントがあります。
それは、皮や種も一緒に煮込むことです。

そのまま煮込むと食べるときに分けにくいので、だしパックなどに入れます。

ダシとして使うのは

  • 玉ねぎの皮
  • かぼちゃの種
  • キャベツの芯

などです。

普段であれば捨ててしまうような部分もきれいに洗ってダシをとります。
そうすることで皮と実の間や種に含まれるファイトケミカルも摂ることができます。

ファイトケミカルスープは食事前に飲むのがおすすめです。
その理由は食前に飲むことで食事時の血糖値の急激な上昇を抑えられるからです。

また煮込んだ野菜を食べることでお腹が満たされます。
そのため食べ過ぎ防止にもつながります。

スムージー

スムージーとは、野菜や果物をミキサーなどで混ぜた飲み物です。
ミキサーに数種類の野菜や果物を入れて撹拌させます。

野菜や果物は生のままでも大丈夫です。
凍らせておいても大丈夫です。
ミキサーで混ぜるだけなのでとても簡単です。

スタンダードな作り方は野菜と果物をそれぞれ1〜2種類ずつブレンドします。
余っている野菜を使ったり、自分の好きなアレンジもできます。

スムージーはミキサーで野菜や果物を細かくするので、細胞は壊れます。
細胞が壊れることでファイトケミカルが抽出されます。

生のままでは食べにくい野菜もスムージーにして細かくすることで摂取しやすくなります。

さらにスムージーは加熱をしないということもポイントです。
加熱しないため、熱に弱いビタミンやミネラルも失わずに摂取することができます。

ただし、糖分には注意が必要です。
甘みを出すためにハチミツなどを使います。

さらに、果物には果糖が含まれています。
必要以上のカロリーにならないよう気をつける必要があります。

薬の使い方

忙しいときはサプリメントで

忙しくて野菜をたくさん摂るのが難しいという方もいます。
仕事の帰りがいつも遅く外食やコンビニ食という方もいます。

またファイトケミカルは皮や種などに多く含まれています。
皮や種は普段食べない部分のため、多量に摂取しようとすると難しい場合もあります。

ファイトケミカルにはサプリメントとして商品化されているものがあります。
忙しい方やファイトケミカルをより多く摂取したい方におすすめです。

ファイトケミカルはこんな人にオススメ!

ファイトケミカルは次のような方におすすめです。

  • 忙しくて野菜が思うように摂れない方
  • 生活習慣病が気になる方
  • 老化を予防したい方
  • 更年期障害の症状を改善したい方
  • 美肌になりたい方
  • 代謝が低下してきたと感じる方
関連記事

日本人の死因の多くを占めるのが、生活習慣病です。生活習慣病は死亡原因となるだけでなく、介護・寝たきりなどのリスクも高めます。つまり、健康で自由な生活を守るには、生活習慣病を予防することが大切です。では、具体的にどのような点に[…]

スポンサーリンク

ファイトケミカルは認知症予防に効果的?

認知症の発症に大きく関わっているのが脳の「酸化ストレス」です。
過剰な活性酸素によって、脳細胞や組織にダメージが与えられます。

認知症を予防するためには、脳内の活性酸素を除去するファイトケミカルが重要になります。

認知症予防に効果的な物質

ファイトケミカルには、強力な抗酸か作用があります。

認知症を予防するファイトケミカルには、いろいろな種類があります。
赤ワインベリー類に多く含まれるアントシアニンがあります。

大豆のイソフラボンリンゴに多いペクチンも抗酸化作用を持つファイトケミカルです。

認知症予防に最適な食生活

認知症予防を考えるなら、ファイトケミカルを中心とした野菜を積極的に摂ることです。
とくに葉酸を多く含む緑黄色野菜豆類果物を中心にした献立がおすすめです。
具体的には、ほうれん草、小松菜、枝豆、そら豆、イチゴ、キウイなどです。

 ビタミンB群の一種である葉酸は不足すると「ホモシステイン」という物質が増加します。
この物質は、認知症の原因となる「アミロイドβ」の作用を強めることが知られています。

スポンサーリンク

ファイトケミカルの摂りすぎには注意?

ファイトケミカルが体によい影響があっても摂りすぎには注意が必要です。

ファイトケミカルには未知の部分も多く、研究が続いています。
ファイトケミカルの中には摂りすぎによる健康被害が報告されているものもあります。

また野菜にはファイトケミカル以外の栄養素もあります。
ファイトケミカル以外の栄養素には過剰に摂取することで副作用が出るものもあります。

食品によっては他の成分を摂りすぎる可能性も考えられます。

例えば

  • ワイン:アルコール
  • カカオ:脂質
  • 緑茶:カフェイン

などです。

適切な量を考えて摂取するようにしましょう。

関連記事

カフェインと聞くと眠気覚ましのコーヒーをイメージする方が多いですよね。一方で、カフェインの摂りすぎはよくないとも聞きます。では、ちょうどいいカフェインの摂取目安はどのくらいなのでしょう?本記事では、カフェインについて以下の点を中心[…]

スポンサーリンク

ファイトケミカルによるがん予防の研究

ファイトケミカルについてさまざまな研究がされています。
がん予防の観点からも研究がされています。

本記事ではキサントン誘導体と呼ばれるファイトケミカルについての研究を紹介します。

キサントン誘導体はマンゴスチンに多く含まれるファイトケミカルです。
キサントン誘導体の主成分はα-mangostinとγ-mangostinです。

研究の方法を説明します。

  • αおよびγ–mangostinのヒト大腸がん細胞(DLD-1)に対する増殖抑制効果を検討
  • 臨床現場で使用されている制がん剤とαおよびγ-mangostinを比較検討
  • 今回の研究では制がん剤として5-フルオロラウシル(5-FU)を用いた

研究の結果

  • α-mangostinは5-FU同等にがん細胞を死滅させるが作用機序は異なる
  • α-mangostinは濃度が高いほどDLD-1を抑制する
  • α-mangostinが大腸がんの発がんを抑制する可能性がある
  • ファイトケミカルは安全範囲が広いがん予防物質と考えることができる

となっています。

出典:ファイトケミカルによるがんの予防

ファイトケミカルは制がん剤に比べて安心、安全にがんを予防できる可能性があります。
研究が進むことで、ファイトケミカルの有用性が確立されていくことが期待できます。

ファイトケミカルまとめ

これまでファイトケミカルについてお伝えしてきました。
ファイトケミカルについて要点を以下にまとめます。

  • ファイトケミカルは植物が作り出す化学物質でポリフェノールなどのこと
  • ファイトケミカルには、がん予防などのさまざまな健康効果が期待できる
  • ファイトケミカルは皮や種に多く含まれる

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

関連記事

筋トレやスポーツ時に、必須アミノ酸・BCAAという単語を耳にする方も多くおられます。必須アミノ酸やBCAAとは、一体どのような成分なのでしょうか。また、なぜスポーツ時に必須アミノ酸やBCAAが必要とされるのでしょうか。本記事では[…]

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
  • グループホーム展開
  • 介護付有料老人ホーム展開
  • 小規模多機能型居宅介護
  • その他介護事業所運営
  • 食事管理
  • 栄養提供
  • 福祉用具販売
  • 障がい者雇用

スポンサーリンク