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トップページ>健康お役立ち記事>高齢者の病気>白内障は遺伝するの?白内障の仕組みや発症原因についても紹介

白内障は遺伝するの?白内障の仕組みや発症原因についても紹介

白内障は目の水晶体が白く濁る疾患です。
また、白内障になると、ものが見えづらくなります。

そもそも白内障はなにが原因で発症するのでしょうか?
両親や親族に白内障の方がいる場合、子供に遺伝する可能性はあるのでしょうか。

本記事では、白内障の遺伝について、以下の点を中心にご紹介します。

  • 白内障は遺伝するのか
  • 白内障の遺伝以外の原因はなにか
  • 白内障以外に遺伝する目の疾患とは

白内障の遺伝について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

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白内障とは

白内障とは、目の水晶体が白く濁る疾患です。
水晶体は、目の中でレンズのような働きをしています。
水晶体の具体的な役割は、外からの光を集めてピントを合わせることです。

加齢などによって水晶体が濁ると、眼球内には光が入りにくくなります。
するとピントが合いづらくなるため、ものが見えにくくなります。

以下のような症状がある場合、白内障が疑われます。

  • 視力が低下する
  • ものがボケてみえる
  • 目がかすむ
  • 視界が暗い
  • 光をまぶしく感じる
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白内障は遺伝する?

白内障は以下の2つに分けられます。

  • 先天性白内障
  • 後天性白内障

遺伝する可能性と合わせて、説明します。

先天性の場合は遺伝の可能性がある

先天性白内障は、遺伝する可能性があります
先天性とは、生まれつきという意味です。

家族や親族に白内障の方がいる場合、生まれつき白内障になるリスクが高くなります。
そのため、先天性白内障の場合、水晶体の白濁は出生時・出生直後から始まります。

しかし、中には成長と共に症状があらわれるケースも見られます。
発達白内障と呼ばれており、1〜2歳以降に発症するのが特徴です。
成長に伴い、水晶体が濁ってきます。

一方、後天性白内障の原因として、代表的なものが加齢によるものです。
そのため、家族や親族が加齢により白内障になった場合も、遺伝することはありません。

遺伝以外でも先天性白内障になる

家族に白内障の方がいない場合でも、生まれつき白内障になる可能性があります。
遺伝以外の先天性白内障の原因には、主に以下の2つがあります。

  • 染色体異常による発症
  • 胎内感染による発症

それぞれ解説していきます。

染色体異常による発症

遺伝子の突然変異による染色体異常が起こり、先天性白内障になることがあります。

胎生期の染色体の形成に問題が発生した状態が、染色体異常です。
染色体異常が起こると、胎児の発達に支障が出ます。
代表的なものに、以下のものがあります。

  • 流産
  • 早産
  • ダウン症
  • 先天性白内障など

突然変異による染色体異常は、遺伝することがあります。
つまり、家族に白内障の方がいなくても発症し、子孫に遺伝する可能性があるということです。

胎内感染による発症

胎内感染が先天性白内障の原因になることもあります。
代表的なものは、母親が妊娠中に風疹にかかるケースです。

母胎内に侵入したウイルスは、血液や胎盤を通じて胎児にも感染します。
結果、胎児の目の形成に支障が出て、生まれつき白内障を患うことがあります。

つまり、胎内感染による白内障は遺伝子の問題ではないため、子孫に遺伝する心配はありません

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白内障の治療方法

白内障の多くは、手術によって治療できます。
一般的な治療法は、濁った水晶体を取り出し、新しく人工レンズを挿入するというものです。

先天性白内障の場合、手術は生後2〜3週間から可能です。
乳幼児の白内障を放置すると、弱視や失明のリスクが高くなります。
水晶体が濁ると、外部の光を目の中に取り入れられなくなるためです。

視神経が発達しにくくなるため、視力そのものが著しく低下するおそれがあります。
視力を維持するためにも、先天性の白内障の治療はできる限り早めに行いましょう。

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遺伝子治療による先天性白内障対策

先天性白内障の原因の1つに、網膜色素変性症があります。
網膜色素変性症は、眼球の底にある網膜という部分に異常な色素沈着が起こることです。

多くは遺伝性で、合併症として白内障を患うことが少なくありません。
つまり網膜色素変性症がある方は、先天性白内障を発症する確率が高いということです。

現在は、遺伝子操作による網膜色素変性症の治療法の研究が進められています。
遺伝子治療が可能になれば、網膜色素変性症による先天性白内障のリスク低減が期待できます。

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白内障になる主な原因

遺伝以外で白内障を引き起こす原因は、主に以下の3つがあります。

  • 加齢
  • 外的刺激
  • 病気

それぞれについて、説明していきます。

加齢

白内障の代表的な原因は加齢です。
特に、50代以降はリスクが高くなります。

老化によって眼球の質が低下し、水晶体に含まれるタンパク質が酸化します。
そのため、加齢による白内障は、ゆっくり進行するのが特徴です。

外的刺激

紫外線や放射線、ブルーライトなどの外的刺激も、白内障の原因となります。

紫外線などは、眼球に酸化ダメージを与え、眼球のタンパク質を変性させます。
つまり、眼球が老化し、水晶体の質を低下させるということです。

白内障リスクを下げるには、サングラスや帽子などを着用し、紫外線などから目を守ることが大切です。

デジタル機器を長時間使う方は、ブルーライトカット用のメガネなどを利用しましょう。

病気

白内障は、全身疾患を原因とすることもあります。

代表的なものが糖尿病です。
糖尿病の方は、非糖尿病の方に比べて白内障のリスクが5倍とも指摘されています。

また、白内障は、ステロイド薬などの医薬品によって、誘発されることもあります。

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他に遺伝性の病気は何がある?

白内障以外にも、遺伝性の目の疾患は存在します。
主な遺伝性の眼病は、以下のものがあります。

  • 緑内障
  • 色覚異常
  • 網膜芽細胞腫
  • 斜視

それぞれご紹介します。

緑内障

緑内障とは、眼圧が高くなることで、視神経がダメージを受ける疾患です。
緑内障を放置すると、視力低下や失明のおそれが高くなります。

緑内障は遺伝することがあります
家族や親族に緑内障患者がいる方は、いない方に比べて緑内障のリスクは高めです。

ただし遺伝したからといって、必ず緑内障を発症するわけではありません。
緑内障は多くの場合、先天性要因と後天性要因の両方が重なって発症します。

後天性要因とは、生活習慣の乱れやストレスなどがあります。
つまり、生活習慣を見直すなどの対策をとれば、緑内障の発症を防げる可能性があるということです。

色覚異常

色覚異常とは、色を認識する視神経に異常が起こる状態です。
色覚異常が起こると、正常色覚の方とは色の見え方が異なります。

例えば、一般的に赤色といわれる色が、緑色に見えるなどのケースが該当します。
色の識別こそ通常とは異なりますが、多くの場合、その他に目の異常はみられません。

先天性色覚異常の多くは遺伝です
つまり、子孫に遺伝する可能性があります。

網膜芽細胞腫

網膜芽細胞腫は、網膜にできる悪性の腫瘍です。
遺伝することが多いため、両親が網膜芽細胞腫の場合は、生後できる限り早めの検査をおすすめします。

斜視

斜視は、ものを見るときに、片目が違う方向を向く状態です。
原因の1つとして、遺伝が挙げられます。

特に、間歇(かんけつ)性外斜視は遺伝率が高いといわれています。
間歇性外斜視は、ときどき斜視になる状態です。

両親が間歇性外斜視である場合は、念のために検査を受けるのがおすすめです。

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先天性白内障の発症割合

先天性白内障は、約25%が遺伝性といわれています。
後天性白内障と比べると極めて数が少ない疾患です。
実際に、先天性白内障の発症率は1万人に3人ともいわれています。

厚生労働省の発表によると、先天性白内障の発症例は年間約200件です。
男女別の割合を見ると、男性は56%、女性は44%です。
先天性白内障の発症率は、女性より男性の方がやや高いことが分かります。

また、疾患が両眼や片眼に起こるケースがあります。
割合を見ると、両眼性は63%、片眼性は47%です。
両眼で発症する割合も多いことが分かります。
出典:厚生労働省「【研究課題データ】先天白内障の原因究明と診断治療基準の創生
日本白内障学会誌「遺伝と白内障

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白内障の遺伝まとめ

ここまで、白内障の遺伝についてお伝えしてきました。
白内障の遺伝の要点を以下にまとめると以下の通りです。

  • 先天性白内障は遺伝することがある
  • 遺伝以外の原因は、染色体異常や胎内感染、加齢、外的刺激、病気がある
  • 白内障以外の遺伝性の病気は、緑内障・色覚異常、網膜芽細胞腫、斜視など

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

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