健達ショッピング

会員登録はこちら

ホーム

認知症を学ぶ

健康を学ぶ

介護を学ぶ

専門家から学ぶ

健達相談所

トップページ>健康お役立ち記事>パーキンソン病>パーキンソン病とは?症状から対策まで徹底解説します!

パーキンソン病とは?症状から対策まで徹底解説します!

パーキンソン病は、難病指定されている疾患でとくに高齢の方に多く見られます。
パーキンソン病は早期の発見・治療によって進行をゆるやかにできるため、症状を見逃さないことが大切です。

本記事では、パーキンソン病について解説します。

  • パーキンソン病の症状
  • パーキンソン病の原因
  • パーキンソン病の治療法
  • パーキンソン病の予防法

ぜひ本記事を最後までお読みください。

パーキンソン病の主な症状

パーキンソン病では、主に身体的な障害があらわれます。

手足が震える

じっとしているときに、手や足が小刻みに震えます。
静止時振戦と呼ばれる症状で、パーキンソン病の3大症状に数えられます。

一般的に静止時振戦は、片方の手または、片方の足から始まります。
じっとしているときに震えるのが特徴で、手足を動かしている間は震えは小さくなります。

また、睡眠中は震えはおさまり、目が覚めると震え出すのも特徴です。
震えの頻度は一秒に4回~6回ほどが平均的です。

筋固縮

筋肉が硬直し、身体が動かしづらくなる症状です。
パーキンソン病の3大症状の一つで、筋強剛とも呼ばれます。

筋固縮では筋肉がこわばるため、指や関節などが曲がりにくくなります。

しかし、自分ではあまり症状を感じないことも多いです。
症状を自覚しやすいのは、他人に手足や関節を動かされた時で、ときに痛みを伴うこともあります。

たとえば医師の診断中に関節を曲げられて、関節や筋肉の動きに違和感を感じるケースが多いです。
顔の筋肉も硬直するため、表情が乏しくなるケースも見られます。

バランスが取れない

身体のバランスを取れなくなるため、姿勢を保持するのが難しくなる症状です。
姿勢反射障害とも呼ばれます。

姿勢反射障害が起こると、身体のバランスを取るのが難しくなります。
よって姿勢が前かがみになったり、転倒しやすくなったりします。

通常であれば、身体を軽く押されたら姿勢を変えることで転倒を防げます。
しかし、姿勢反射障害が起こると姿勢の立て直しが難しくなるため、軽く押されただけでも転びやすくなります。

また、姿勢反射障害では歩行中の方向転換も難しくなったり、一度歩き始めると自力で立ち止まれなくなることも多いです。姿勢反射障害は、パーキンソン病の中期以降にあらわれるのが一般的です。

動作が遅い・少ない・小さい

動作が緩慢化する症状です。
無動と呼ばれ、パーキンソン病の3大症状に含まれます。

無動が起こると、手足の動きが小さくなります。
そのため、歩行が小刻みになったり、歩行中の手の振りがほとんどなくなったりします。

また、歩き始めに足がすくむのも無動の大きな特徴です。

関連記事

せん妄によって、急に時間や場所の認識に異常が起こる、または急に無気力になってしまう、高齢者の方がいます。もし、家族や周りの方にせん妄の症状が現れた場合、どのように対処すればよいのでしょう?今回はせん妄について以下の項目を中心に解[…]

パーキンソン病のその他の症状

その他のパーキンソン病の症状を解説します。

無表情

パーキンソン病では、表情が乏しくなることがあります。
仮面様顔貌と呼ばれる症状で、原因は筋固縮によって顔の表情筋が強張ることです。

仮面様顔貌が起こると、まばたきが少なくなります。
また、一点をじっと見つめるような顔つきになるのも特徴です。

表情は乏しくなりますが、感情がなくなったわけではありません。
しかし、声が小さくなることも多いため一見は感情や生気がなくなったように見えることもあります。

嚥下障害

嚥下障害とは、食べ物をよく噛んで飲み込むのが困難になる状態です。
パーキンソン病によって嚥下障害が起こる理由は、口周りやのどの筋肉が動かしづらくなるためです。

嚥下障害は、パーキンソン病の方の50%が経験するとも言われます。
なお、嚥下障害の具体例は以下の通りです。

  • 食事に時間がかかる
  • 口の中に食べ物が残りやすくなる
  • 食べ物がのどにつかえたり、噎せたりしやすくなる
  • 食べ物が気管に入る

嚥下障害は合併症を引き起こすこともあります。
一般的なのは、誤嚥性肺炎です。

誤嚥性肺炎は、食べ物が気管に入ることが原因で発症します。
命を脅かすことも多く、実際に高齢者の死亡原因の上位に数えられます。

うつ

具体的には不安感、自己否定、自殺願望、意欲の低下などの症状が見られます。
パーキンソン病によるうつでは、とくに不安感が強いのが特徴です。

パーキンソン病によってうつを発症するのは、パーキンソン病への不安が原因です。
たとえば将来や思うように動かない身体への不安により、気分がふさぎ込んでしまいます。

また、神経伝達物質の異常にも関係があります。
パーキンソン病では、ドパミン、セロトニン、ノルアドレナリンというホルモンが減少します。

上記3つのホルモンが減少すると、うつ病になりやすくなります。
つまりパーキンソン病では、病気への不安とホルモン異常などの要因が複合的にからむため、うつ状態になりやすいのです。

実際に、パーキンソン病の方の半数以上がうつを経験するという指摘もあります。

幻覚・妄想

幻覚は、現実に存在しないものが見える状態です。
たとえば、部屋に知らない人がいると訴えるケースがあります。

一方で、妄想は事実と異なる思い込みをすることです。
たとえば、家族に財布を盗まれたと訴えるケースがあります。

パーキンソン病で、幻覚、妄想がおこるのは、パーキンソン病の治療薬の副作用であることが多いです。
薬の副作用が原因の場合は、薬の服用を中止したり、量を減らしたりすると症状がおさまることが一般的です。

幻覚を起こしやすい治療薬の例は以下の通りです。

  • ドパミンアゴニスト
  • シンメトレル
  • アーテン

なお、幻覚・妄想は、パーキンソン病そのものが原因のこともあります。
また、パーキンソン病の発症から1年以内に幻覚・妄想が見られた場合はレビー小体型認知症の合併が疑われます。

パーキンソン病が起こる原因とは

パーキンソン病の原因は、ドパミンという脳内の情報伝達物質が減少することです。

では、なぜドパミンが減少するのでしょうか?
理由は、レビー小体という異常物質が脳に蓄積するためです。

そもそもドパミンは、中脳の黒質という器官で生成されます。
しかし、中脳にレビー小体が蓄積すると、脳細胞が損傷するためドパミンの分泌量が減少します。

ドパミンには、脳からの指令を筋肉に伝える働きがあります。
よって、ドパミンの量が減少すると脳~筋肉間の伝達が滞るようになり結果としてさまざまな運動障害があらわれます。

パーキンソン病の治療とは

薬 イラスト

パーキンソン病の治療には、主に薬物療法と非薬物療法の2種類があります。

薬物療法

薬物療法で用いられる薬は大きく分けて、ドパミン系薬剤と非ドパミン系薬剤の2種類があります。
ドパミン系薬剤は、体内で減少したドパミンを補充するための薬です。
ドパミンの量を補い、体内の情報伝達をサポートすることを目的とします。

非ドパミン系薬剤の主な役割は、ドパミン系薬剤の効果を高めることです。
あるいは、ドパミン系薬剤による副作用の回避のために併用されることもあります。

【代表的な薬剤】

  • L-ドパ(ドパミン系薬剤)
  • ドパミンアゴニスト(ドパミン系薬剤)
  • 抗コリン剤(非ドパミン系薬剤)
  • COMT阻害剤(非ドパミン系薬剤)
  • MAO-B阻害剤(非ドパミン系薬剤)

非薬物療法

薬物を使用しない治療法です。
具体的には、リハビリテーションや訓練などによって、症状の軽減を目指します。

自宅で取り組めるものも多く、副作用がない点がメリットです。
とくに適度な運動や、前向きで明るい気持ちを保つことは、パーキンソン病のケアに有効です。

【具体例】

  • リハビリテーション
  • カウンセリング
  • 訓練
  • 適度な運動
  • 介護サービスの利用
  • 自宅のリフォームなどの環境調整

パーキンソン病の予防法

パーキンソン病の予防法について解説します。

運動面

適度な運動は、パーキンソン病の予防に有効です。
なぜなら、身体を動かすとドパミンの分泌量が増えるからです。
なお、パーキンソン病の方は一回あたりのドパミンの分泌量が少ない傾向があります。

よって一回あたりの分泌量は少なくとも運動の回数を増やせば、トータル量を増やせます。
そのため、パーキンソン病では軽い運動をこまめに行うことが大切です。

なお、過度な運動はかえってドパミンを減少させるため控えましょう。

食事面

たんぱく質を摂りましょう。
理由は、たんぱく質はドパミンの原料だからです。

また、身体に刺激のある食べ物もドパミンの生成を活性化させます。
たとえばスパイスやカフェインなどが代表的です。

【ドパミンを増やす食べ物】

  • チーズ
  • アーモンド
  • 牛肉・豚肉
  • ヨーグルト
  • 大豆・大豆製品
  • コーヒー・緑茶
  • スパイスカレー

まとめ:パーキンソン病

ここまでパーキンソン病に関する事柄についてお伝えしてきました。

  • パーキンソン病の主な症状は、筋肉の硬直、手足の震え、動作の緩慢化、姿勢保持障害
  • パーキンソン病のそのほかの症状は、無表情、うつ、嚥下障害など
  • パーキンソン病の原因は、レビー小体が脳に蓄積することによってドパミンの量が減少すること

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

関連記事

脳梗塞というと、突然倒れて意識を失うイメージを持っている方が多いかもしれません。しかし、それは脳梗塞の症状のほんの一部なのです。脳梗塞の原因や症状についてよく理解することで、もしもの時に適切な対応ができるようにしましょう。また、[…]

運営会社からのお知らせ

2022/2/14 健達ねっとがリニューアルしました。