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トップページ>介護お役立ち記事>行動援護従業者とは?資格取得のメリットを説明

行動援護従業者とは?資格取得のメリットを説明

介護職には、ホームヘルパーや介護福祉士、ケアマネージャーなど、いろいろな職種があります。
障がいを持つ方の外出や移動を支えるための、行動援護従業者という職種があることをご存じでしょうか。

行動援護従業者とは具体的にどのような役割を果たすのでしょうか?
また、資格取得にはどのようなメリットや方法があるのでしょうか?

本記事では、行動援護従業者について以下の点を中心にご紹介します。 

  • 行動援護従業者の役割と活躍場所とは
  • 行動援護従業者の資格を取ることのメリット
  • 行動援護従業者の資格を取るためには

行動援護従業者について、理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ、最後までお読みください。

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行動援護従業者とは

知的障がい、精神障がい、発達障がいなど、障がいによって日常生活が困難な方たちがいます。
障がいを持つ方々が、危険を回避し社会に参加するための外出のサポート、介護をするのが行動援護従業者の役割です。

仕事内容

行動援護従業者は以下のような仕事をします。

  1. 初めて行く場所は、前もって目的地の説明や道順、行動などを説明
  2. 問題行動が起きると予測される条件を把握し、回避するように工夫
  3. 問題行動が起きた場合、冷静かつ速やかに、本人とまわりの安全を確保、混乱を収拾
  4. 急に道に飛び出すなどの危険行為や自傷行為などを未然に防ぐ
  5. 突然動かなくなったり、強いこだわりで極端な行動にでたりするときは、落ち着いて対応
  6. 排泄認識ができない場合、介助や排泄のサポート
  7. 外出中の食事の介助
  8. 外出する前後の衣服の着替えの介助

どこで役に立つ?

行動援護従業者は、知的障がい・精神障がいなどを持つ方の介助を、幅広い施設で行います。
行動援護従業者が働く施設は以下の通りです。

障がい者グループホームなどの各種障がい者施設行動援護事務所
就労移行支援移動支援事業所
訪問介護事業所相談支援事業所
児童発達支援・放課後等デイサービスボランティア

とくに、知的障がい、精神障がいにかかわる福祉施設では、ニーズが高まっている職種です。

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行動援護従業者を取得するメリット

行動援護従業者の資格を取得すると、いろいろなメリットがあります。
行動援護従業者の資格取得のメリットをご紹介します。

スキルがアップする

行動援護従業者の資格を取得することで、介護の幅が広がります。
介護の視点が多角的となり、スキルアップにつながります。

キャリアアップにつながる

行動援護従業者を必要とする場は幅広いため、いろいろな介護施設で活躍できます。
そのため、就職や転職する際、より有利な条件でのキャリアアップが期待できます。

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行動援護従業者と強度行動障害従業者の違い

行動援護従業者と同じような介護職種として、強度行動障害従業者があります。
どちらも知的障がい、精神障がいがあり、行動に問題を抱えている方へサポートする仕事です。

しかし、関わる「人」は同じですが、関わる「場面」が異なります。

行動援護従業者は、外出時において必要なサポートすることが仕事です。

一方で、強度行動障害従業者は、外出時だけでなく、日常的に強度行動障害の方たちが困らないようにサポートすることです。
たとえば、学童期には放課後のデイサービス、成年になってからは、日中の活動においてサポートします。

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行動援護従業者とガイドヘルパーの違い

行動援護従業者は、ガイドヘルパーの役割の1つです。

ガイドヘルパーとは、身体障がい、知的障がいなど、さまざまな障がいを持つ方たちの外出時のサポートをする仕事です。

ガイドヘルパーは、サポートする障がいの違いによって名前が細かく分かれています。
行動援護従業者も大きな意味では、ガイドヘルパーの一部として考えていいでしょう。

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行動援護従業者の取得方法

行動援護従業者になるためには、資格を取る必要があります。
そこで、行動援護従業者の資格取得方法をご紹介します。

行動援護従業者になる方法

行動援護従業者となるには研修を修了する必要があります。

研修の受講資格については、とくに必要な資格や実務経験は必要ありません。
つまり、介護未経験者でも受講可能だということです。

行動援護従業者になるためには、次のような要件が必要となります。

  • 行動援護従業者養成研修課程修了者、または、強度行動障害支援者養成研修修了者であること
  • 知的障がい者の方、または精神障がい者の方の直接支援業務に1年かつ180日以上の従事経験があること

これらの条件を満たすことで、初めて行動援護従業者として働けます。

行動援護従業者の学習カリキュラム

行動援護従業者の学習カリキュラムとしては、基本理解や基礎的な支援技術などの講義が10時間あります。
次に、危機対応や虐待防止などの演習が14時間となります。

研修期間としては3~4日程度と短期間で取得できる資格です。

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行動援護従業者のまとめ

今回は行動援護従業者について紹介してきました。
行動援護従業者についての要点を以下にまとめます。

  • 行動援護従業者は、障がい者の方が外出するときのサポートをすることが主な役割
  • 行動援護従業者の資格取得のメリットは「スキルアップ」「キャリアアップ」
  • 行動援護従業者になるには、研修を修了し、直接支援業務に1年かつ180日以上の従業経験があることが条件

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
  • グループホーム展開
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