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トップページ>健康お役立ち記事>ストレス>ストレスによる頭痛の種類・予防・対処法について。薬の使用はOK?

ストレスによる頭痛の種類・予防・対処法について。薬の使用はOK?

ストレスと頭痛について

ストレスによる頭痛にはタイプがあり、それぞれ対処法が異なります。
誤った対処をすると、頭痛が悪化することが少なくありません。
では、ストレスによる頭痛にはどのようなタイプがあるのでしょうか。

また、頭痛別の適切な対処法とはどのようなものなのでしょうか。
本記事では、ストレスと頭痛について、以下の点を中心にご紹介します。

  • ストレスによる頭痛のタイプとは
  • ストレス頭痛に効く医薬品とは
  • 緊張型頭痛の予防・改善方法
  • 片頭痛の予防・改善方法

ストレスと頭痛について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。

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ストレスと関係する慢性頭痛

ストレスは頭痛を引き起こすことがあります。
ちなみに頭痛には、大きく分けて2タイプがあります。
1つめはストレスを原因とする頭痛です。

一次性頭痛あるいは慢性頭痛と呼ばれています。
2つめは二次性頭痛です。
二次性頭痛は、脳卒中・うつ病などの疾患が原因で起こります。

ストレスを原因とする慢性頭痛は、緊張型頭痛と偏頭痛の2種類に分けられます。
それぞれの特徴をみていきましょう。

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緊張型頭痛

緊張型頭痛は、一次性頭痛の中でも数が多いタイプです。
緊張型頭痛の症状・仕組み・治療法などをみていきましょう。

頭全体が締め付けられるような緊張型頭痛

緊張型頭痛の症状は、首〜後頭部にかけての痛みです。
頭全体が締め付けられるようにジワジワと痛むのが特徴です。
頭痛と併せて、肩・首・後頭部のコリが出ることもあります。

めまいや立ちくらみを起こす方もおられます。
ちなみに頭痛自体は、偏頭痛と比べるとさほど激しくありません。
また、身体を動かしたときに痛みが激しくなったり、吐き気・めまいを伴ったりすることも稀です。

緊張型頭痛は長期間続くことがしばしばです。
数時間で治まるケースもありますが、中には数日~数ヶ月頭痛が持続する方もおられます。
あるいは、数時間~数日単位で頭痛と回復を繰り返す場合もあります。

緊張型頭痛が起こるタイミング

緊張型頭痛の原因は、肩・首・後頭部の筋肉が緊張することです。
よって、緊張型頭痛では、肩・首・頭などが凝ったときに痛みが出やすくなります。
具体的には、前屈みの姿勢が長時間続いた場合があてはまります。

たとえば、うつむき姿勢でパソコン・スマホを長時間操作したときなどが代表的です。
つまり緊張型頭痛は、デスクワークが多い方にあらわれやすい頭痛です。
予防するには定期的に肩・首を回すなどして、首回りの筋肉を緩めることが大切です。

ストレスで緊張型頭痛になるメカニズム

緊張型頭痛は一般的に、身体的ストレスが原因で起こります。
具体的には、首・後頭部の血流が悪化することで神経が刺激され、頭痛に至ります。
緊張型頭痛は、精神的ストレスで起こることもしばしばです。

精神的なストレスを感じ続けると、脳の自律神経のバランスが崩れます
自律神経は臓器やホルモン分泌を調節する神経系です。
バランスが崩れると脳の痛みを調節する機能が低下するため、頭痛が起こりやすくなります。

ストレスが原因の頭痛は、緊張型頭痛の中でも「慢性緊張型頭痛」と呼ばれています。

緊張型頭痛の治療

緊張型頭痛は根本的な治療は行いません。
治療は、症状の軽減を目指す対症療法が中心です。
具体的には精神的ストレスの軽減や、筋肉の硬直の緩和などを行います。

たとえばカウンセリングや、運動・入浴・マッサージなどによる血行促進などがあります。
セルフケアで改善が見込めないときは薬物療法が選択されることもあります。
医薬品としては、痛みを和らげる鎮痛剤が代表的です。

抑うつ・不安などの精神症状が強い場合は、抗うつ薬抗不安薬が処方されることもあります。

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片頭痛

片頭痛は緊張型頭痛に比べると発症率が低めです。
具体的な症状やメカニズムなどをみていきましょう。

脈打つ痛みや吐き気・嘔吐を伴う片頭痛

片頭痛は頭の片側が痛みます
ただし、頭の両側が痛むこともあります。
こめかみ辺りにズキンズキンとした強い痛みが出るのが特徴です。

心臓の拍動にあわせて痛むこともしばしばです。
片頭痛が出るときは、直前に肩こり・めまいなどの症状があらわれることがあります。
また、目の前がチカチカする「閃輝暗点」も代表的な前兆症状です。

発症後は、吐き気・下痢などの症状を併発することも少なくありません。
あるいは光・音・気圧の変化に敏感になる方もおられます。
ちなみに片頭痛の痛みは、身体の動きにあわせて強くなりやすいです。

そのため痛みが出た場合は、なるべく動かず安静にすることが大切です。
頭痛の持続時間や頻度は個人差があります。
数時間で痛みが治まることもあれば、3日程度持続することもあります。

片頭痛が起こるタイミング

片頭痛は、脳の血管が急激に拡張するタイミングで起こります。
具体的にはストレス・緊張から解放された瞬間などが代表的です。
低気圧の接近時も代表的なタイミングです。

あるいは、チーズやワインなどを摂取したときに片頭痛があらわれることもあります。

ストレスで片頭痛になるメカニズム

片頭痛のメカニズムは実はハッキリと解明されていません。
現在のところ有力なのは、脳の血管が急激に拡張されるという説です。
ではなぜ血管が広がるのかというと、三叉神経という神経が関係しています。

三叉神経は末梢神経の1つで、顔の感覚を脳に届ける役割があります。
ストレスを受けると三叉神経の末端から炎症物質が放出されます。
すると血管が刺激されるため、急激に拡がりやすくなり、頭痛を引き起こすというわけです。

片頭痛はストレスから解放されたときにあらわれることもしばしばです。
原因として副交感神経の活性化が指摘されています。
副交感神経は心身をリラックスさせる神経系です。

血管を拡張させて血圧を下げることで、身体の緊張をほどく作用があります。
ストレスから解放されると副交感神経が活性化しやすくなります。
結果、血管が急激に広がり、頭痛を引き起こすことがあります。

片頭痛の治療

片頭痛には薬物療法が選択されることが一般的です。
具体的には、痛みを和らげるために鎮痛薬が処方されます。
あるいは、漢方薬が処方されることもあります。

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ストレス頭痛に効く薬はある?

ストレスによる頭痛は、医薬品で改善できることがあります
ただし医薬品はあくまで頭痛を軽減するためのものであり、根本的な解決策ではありません。
ストレスによる頭痛は、原因であるストレスを取り除くことが大切です。

医薬品の利用は、あくまで緊急対応であることに留意してください。

頭痛に効く市販薬

頭痛薬はドラッグストアなどでも市販されています
市販薬は、以下のような成分が含まれているものを選ぶのがおすすめです。

  • ロキソプロフェン
  • イブプロフェン
  • アセトアミノフェン
  • アスピリン

鎮痛効果が強いのはロキソプロフェン・イブプロフェンです。
なお、胃が弱い方はアスピリン製剤の服用は避けてください。
また、15歳以下の方はアセトアミノフェン製剤以外の服用はできません。

各成分が含まれた市販薬には以下があります。

成分医薬品名
ロキソプロフェンロキソニンS
イブプロフェンイブA錠
アセトアミノフェンタイレール・ラックル

頭痛に効く漢方薬

漢方薬の中にも頭痛の軽減効果があるものがあります。
代表的な漢方薬は以下の通りです。

  • 呉茱萸湯
  • 桂枝人参湯
  • 葛根湯
  • 五苓散
  • 釣藤散

ズキズキ痛む片頭痛には、特に呉茱萸湯が適しています。
頭痛に加えて肩こり・筋肉の緊張などがあるときは、身体を温める葛根湯がおすすめです。

薬で頭痛が悪化?薬物乱用頭痛

頭痛薬は頭痛の軽減に役立ちます。
しかし過度に服用しすぎると、かえって頭痛の原因となることもあります
具体的には、月に10日以上の頭痛薬の服用が3か月以上続く場合は、頭痛薬による頭痛のリスクが高まります。

なお、頭痛薬の乱用による頭痛は「薬物乱用頭痛」と呼ばれています。
しかし薬物乱用頭痛の意味を正しく理解している方は決して多くありません。
薬物を違法薬物・一般医薬品と誤解している方が多いのです。

つまり、頭痛薬の飲みすぎが頭痛を招くことを認識している方が少ないことが分かります。
頭痛薬によって頭痛が起きると、痛み緩和のためにまた頭痛薬を飲む羽目になります。
結果、頭痛がさらに重症化するという悪循環に陥りかねません。

薬物乱用頭痛を防ぐためにも、頭痛薬は適切に服用することが大切です。
出典:第一三共ヘルスケア「日本人の「痛み」実態調査

健達ねっとECサイト

ストレスによる頭痛の予防と治し方

ストレスによる頭痛は、セルフケアである程度予防・改善が見込めます。
緊張型頭痛と片頭痛の予防・改善方法をみていきましょう。

緊張型頭痛の場合

緊張型頭痛の原因の多くは身体的ストレスです。
具体的には首・肩の筋肉の硬直によって頭痛が起こります。
そのため緊張型頭痛を予防・改善するには、身体のストレスを取り除くことが大切です。

緊張型頭痛の予防

緊張型頭痛を予防するには、首周りの筋肉をほぐして血行を促すことが大切です。
具体的には適度な運動をしましょう。
運動は筋肉の緊張をほどき、全身の血流をアップさせるのに役立ちます。

特にデスクワークが多い方は、意識して身体を動かすようにしましょう。
定期的に首・肩を回すだけでもよい運動になります。
運動とあわせて、生活習慣を見直すことも大切です。

たとえば猫背は肩・首のコリの代表的な原因です。
前かがみになりやすいという方は、普段から意識して背筋を正すようにしましょう。

緊張型頭痛の治し方

緊張型頭痛の原因は首周りの血行の悪化です。
つまり血流を促進すると、痛みの軽減が期待できます。
手軽なのはマッサージです。

頭痛がするときは、肩・首などを揉みましょう。
あるいは肩・首・腕などを回すだけでも、血行が改善されて痛みが治まることもあります。

首周りを温めるのもおすすめです。
身体が温まると血管が開きやすくなるためです。

蒸しタオルやマフラーなどを使って、首や肩のコリ部分を温めましょう。
可能であれば、お風呂に入って全身を温めるのもよい方法です。

片頭痛の場合

片頭痛は緊張型頭痛とは異なるアプローチをします。
具体的な予防・改善方法をみていきましょう。

片頭痛の予防

片頭痛が起こるキッカケは人によって様々です。
特定の行動・シチュエーションが引き金になることもしばしばです。
ある程度パターンが決まっている場合は、特定のシチュエーションを避けると片頭痛が起こりにくくなります。

片頭痛はストレスが積み重なって起こることも少なくありません。
そのため、ストレスをためない・発散することも大切です。
たとえば質の良い睡眠・適度な運動は心身のリフレッシュにつながります。

あるいは、バランスの良い食事は自律神経を整えるのに役立つため、ストレスを感じにくくなります。
ちなみに、片頭痛は血糖値が下がったときにあらわれることがあります。
空腹時に頭痛がしやすい方は、こまめに何かを口にするのがおすすめです。

なお、片頭痛予防にはビタミンb2・マグネシウムが有効とされています。
ビタミンb2が豊富なのはレバー類・卵・大豆などです。
一方、マグネシウムは大豆製品・玄米・ナッツ類に豊富です。

片頭痛をお持ちの方は、普段の食事に取り入れてみてください。
セルフケアでの予防が難しい場合は、医療機関で予防薬を処方してもらうのも1つの方法です。
予防薬で100%頭痛を予防できるわけではありません。

しかし、頭痛が出ても軽症で済むことがほとんどです。
なお、片頭痛の予防薬は毎日服用することが大切です。
飲み忘れが多いと十分な効果が発揮されない点に留意してください。

片頭痛の治し方

片頭痛の原因は血行が良くなりすぎることです。
つまり、痛みがあるときは、血行を抑制する必要があります。
手軽なのは、患部を冷やす方法です。

あるいは首筋などの血管を冷やすのも有効です。
また、光・騒音は片頭痛に拍車をかけることがあります。
同じく身体を動かすことも痛みを助長します。

そのため片頭痛が出たら、静かな場所で安静にすることが大切です。
なお、片頭痛があるときにしてはいけない行動は以下の通りです。

  • 身体を温める
  • 運動
  • アルコールの摂取

いずれも血行を促進するため、片頭痛が重症化しやすくなります。
なお、片頭痛があるときはコーヒーを飲むのもよい方法です。
カフェインは血管を収縮させるため、一時的に頭痛の緩和が期待できます。

ただし、カフェインの取りすぎは健康を害することがあるため、注意してください。

薬の使い方

他の病気が隠れている可能性もあるので注意

頭痛には重大な病気などが隠れていることがあります。
たとえば以下のような病気が代表的です。

  • 脳梗塞
  • くも膜下出血
  • 脳腫瘍
  • 髄膜炎
  • 副鼻腔炎
  • 不正咬合

特に注意したいのは脳の疾患です。
放置すると命を落とすおそれもあります。
病気を見逃さないためにも、頭痛が重い場合・長く続く場合は、医療機関で検査を受けましょう。

ストレス以外の頭痛の対処法

カフェインによる頭痛

カフェインには血管を収縮させ血流を悪くする効果があります。
カフェイン摂取後に時間が経過し、収縮していた血管が元に戻り血流が本来の量に治る際に頭痛が発生します。

改善方法は、水分をたくさん摂ることで体外に排出したり、血管を冷やし血流を抑えるといった方法があります。

あまりにも痛みがひどい場合は、内科など医療機関で診てもらいましょう。
また、市販の頭痛薬にはカフェインが配合されているものもあるので、使用する場合は成分を確認しましょう。

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肩こりと頭痛

肩が凝っていると首・肩の筋肉が閉まっている状態になるので、頸椎が圧迫状態になり血流が悪くなります。
すると脳に上がった血流が下がらなくなり、血管が脳を圧迫するため頭痛が起こります。

首回りや肩回りのストレッチを日常に取り入れると予防になります。
頭痛の対処として、首の後ろ側を温め血流をよくすると効果的です。

頭痛だけでなく吐き気なども伴ってしまう場合は、医療機関で診てもらうのがよいでしょう。

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睡眠障害・睡眠不足による頭痛

睡眠の影響で起こる頭痛の多くは、「緊張型頭痛」と「偏頭痛」のどちらかとなります。

緊張型頭痛とは、締め付けられるような痛みで数十分から一日中痛みが続くこともあり、頭痛の種類では最も起こりやすい頭痛といわれています。

偏頭痛は、片側もしくは両側のこめかみのあたりがズキズキと痛むような頭痛です。
痛みの強さの幅が広く、酷いときは吐き気や嘔吐を伴います。

原因は共通していて、疲労やストレスにより引き起こされます。
睡眠不足を解消するために、38度程度のお湯の温度で入浴したり適度な運動が推奨されています。

頭痛への対処は、血管の拡張による頭痛なので痛みがある部分を冷やすことが効果的です。
また、カフェインの摂取も血管の収縮につながるので一時的にですが対処法になります。

貧血による頭痛

貧血による頭痛が起きてしまう原因は、血中のヘモグロビン不足で脳が酸欠状態になってしまうからです。

脳は身体の中でも多くの酸素を消費する器官なので、貧血の影響を強く受けてしまい頭痛やめまいといった症状がでます。

原因となる貧血の改善には鉄分の摂取が効果的です。
また、ビタミンCは鉄分の吸収を助ける効果がありますので鉄分と一緒に摂るのがおすすめです。

頭痛への一時的な対処としては、市販されている鎮痛剤や頭痛薬で治められます。
あまりにもひどい場合は医療機関で診てもらうようにしましょう。

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更年期による頭痛

女性は45歳前後になると、女性ホルモンの分泌が低下するためにさまざまな症状が出てきます。
自立神経の乱れによる不調が多く、頭痛もその中の一つです。

医療機関で診てもらうことが一番よく、ホルモン補充療法や漢方の処方など専門的な対処をしてもらうようにしましょう。

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夏バテ・脱水症状による頭痛

夏バテ(冷えすぎ・直射日光)や脱水症状による頭痛は緊張型頭痛と偏頭痛にわかれます。

冷えすぎが原因の頭痛の場合は、室内外の温度差が原因の一つで温度差が10度を超えると体調を崩すといわれています。

温度差以外にも冷房や、冷たいものを食べることでの内臓冷えも頭痛の原因となります。

直射日光が原因の場合は、単純に頭部に熱が集中してしまうためです。
また、直射日光では脱水症状にもなりやすいので、帽子などの着用や水分補給などに気を付けましょう。

脱水症状が原因の場合は、水分が不足することで血流が悪くなり、十分な栄養や酸素が脳に供給されなくなるから頭痛が起きます。
室内でも運動や作業などのあとは、スポーツドリンクなどを飲むようにしましょう。

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眼精疲労の主な原因は、長時間のPC作業やスマホ使用・TVゲームなどで目を酷使することです。
他にも乾燥や紫外線、人間関係などのストレスでも眼精疲労は起こります。

眼精疲労による頭痛の治し方ですが、原因となる目の疲れをとることが大切になります。
具体的には、市販の目薬を使ったり温タオルで目を温めたり、目の近くにあるツボを押すのも効果があります。

現代はPCの利用やスマホの利用により眼精疲労が起こりやすいので、適度に休憩したり目薬で乾燥を防いだりと普段から気を遣うようにしましょう。

頭痛があまりにもひどい場合は、痛み止めや頭痛薬の服用をしましょう。

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緑内障とは、眼圧が高くなり視神経が圧迫されることで、様々な視覚障害が起こる病気です。
眼痛や視野が狭くなるといった症状に加え、頭痛や吐き気などの症状もあります。

スマホやPCの利用などによる視神経の酷使・損傷が原因となるので、普段からの規則正しい生活習慣などが予防につながります。

緑内障が原因の頭痛の場合は、市販の頭痛薬・痛み止めが症状悪化につながる可能性があるので、眼の奥に強い痛みを感じる場合には医療機関へ行くようにしましょう。

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低体温症による頭痛

内臓や脳などの体の深部の温度が35度以下の場合が低体温と呼ばれ、低体温時は血管が収縮して脳が酸欠状態になるので頭痛が起きます。

体が冷えすぎないように気を付けることが最も大切ですが、ただ風邪をひいているだけの場合もありますので気になるようならば医療機関で診てもらいましょう。

重度の低体温症は意識の朦朧・喪失などの症状がでることもあります。
すみやかに救急車を呼びましょう。

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花粉症による頭痛

花粉によっておこるアレルギー疾患のことを花粉症といいます。
副鼻腔炎という蓄膿症に繋がる鼻炎を発症すると、匂いに鈍感になったり頭痛が起きたりします。

鼻炎症状が酷くならないように外出時には、マスク・眼鏡や帽子などの着用をしたり、帰宅時には洋服を一度はたき、すぐ手洗いうがいをするなど花粉を体へあまり侵入させないようにしましょう。

花粉症はアレルギー疾患なので専門の機関で診察・処方してもらうので良いですが、市販の花粉症用の飲み薬などでも頭痛の緩和は可能です。

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食中毒の主な症状は、下痢・嘔吐・発熱です。
発熱に伴い頭痛が起きたり、下痢・嘔吐から脱水症状になり頭痛を引き起こすこともあります。

食中毒の種類によっては直接頭痛が起きることもあります。

食中毒にならないためには、調理環境を清潔に保つことや食材の適切な管理が大切になります。

また多くの食中毒菌は加熱処理によって殺菌できますので、生焼けや生煮えには気を付けましょう。

万が一、食中毒にかかってしまった場合は、医療機関へ急ぎましょう。
市販の医療薬は症状を悪化させてしまう可能性もあります。

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冷え性の方は血行不良により、首や肩がこりやすくなります。
そうすると血行が悪くなり緊張性頭痛が起きてしまいます。

改善・予防策としては、運動をしたり体を温めたりして血行を良くするほか、食生活の見直しや漢方薬も効果的です。

頭痛が起きてしまった場合、冷え性による頭痛ならば温めると治まりますが、偏頭痛の場合は冷やすことで治まります。

自分の頭痛の原因をしっかりと把握するようにしましょう。

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低血糖状態になると脳はアドレナリンなどのホルモンを分泌し、それにより血管が拡張、神経を圧迫することにより頭痛が起きます。

初期段階で適切な処置をすることで症状は改善しますが、症状悪化により意識障害・昏倒なども起こりますので必ず初期段階で医療機関へ相談しましょう。

普段から出来るの予防策は、食事の際に炭水化物の前に食物繊維を摂ったり、低GI食品を摂るような食事からのアプローチが効果的になります。

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ストレスは頭痛が起こる原因の第1位

頭痛の原因は様々です。
たとえばストレスのほか、寝不足・二日酔い・季節の変わり目などが代表的です。
中でも多いのが、ストレスによる頭痛です。

実際に頭痛に関する調査では、ストレスがたまっている時に頭痛がすると答えた方が多いです。
具体的には、全体の約4割がストレスが原因と答えています。
ちなみに、ストレスと並んで多い答えが寝不足です。

現代はストレス社会といわれており、多くの方が何らかのストレスを抱えています。
伴って、ストレスが原因の頭痛にお悩みの方も多いのが現状です。
出典:第一三共ヘルスケア「日本人の「痛み」実態調査

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ストレスと頭痛まとめ

ここまでストレスと頭痛についてお伝えしてきました。
ストレスと頭痛の要点を以下にまとめます。

  • ストレスによる頭痛には、緊張型頭痛と片頭痛の2タイプがある
  • ストレス頭痛に効く医薬品はロキソニンなどだが、飲みすぎるとかえって頭痛がひどくなることがある
  • 緊張型頭痛は首・肩こりを解消することで予防・改善できる
  • 片頭痛は頭痛が起こりやすいシチュエーションを避け、痛みが出た場合は静かな場所で安静にする

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
  • グループホーム展開
  • 介護付有料老人ホーム展開
  • 小規模多機能型居宅介護
  • その他介護事業所運営
  • 食事管理
  • 栄養提供
  • 福祉用具販売
  • 障がい者雇用

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