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健達ねっと>健康お役立ち記事>ストレス>ストレスによる熱(心因性発熱)とは?原因から対処法を徹底解説

ストレスによる熱(心因性発熱)とは?原因から対処法を徹底解説

ストレスとは、外部から受ける刺激により体が緊張状態になることです。
ストレスによる熱は心因性発熱といいます。
ストレスによる熱とはどのようなものなのでしょうか。

本記事ではストレスによる熱について以下の点を中心にご紹介します。

  • ストレスによる熱のタイプ
  • ストレスによる熱の原因
  • ストレスによる熱の対処法

ストレスによる熱について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

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ストレスとは

ストレスとは、外部から刺激を受けたときに体が緊張状態になることをいいます。
日常生活に存在するストレスは以下のようなものです。

  • 環境要因:天気、騒音
  • 身体的要因:病気、睡眠不足
  • 心理的要因:不安、悩み
  • 社会的要因:人間関係、家庭の問題

また、過度の緊張やストレスを抱えると交感神経が働きやすくなります(交感神経優位)。
交感神経が優位になると、血管が収縮して全身に血液を強く送り出し、体や顔が熱くなる場合があります。

ストレスについて詳しく知りたい方は、こちらも合わせてお読みください。

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ストレスによる熱とは

ストレスで顔や体が熱くなり、体温が上昇することを心因性発熱といいます。
心因性発熱は

  • 高熱タイプ
  • 微熱タイプ

2つのタイプに分けられます。

心因性発熱とは

発熱は

  • ストレス性:ストレスが原因で起こり交感神経が優位になる
  • 炎症性:風邪などにより起こる

に分けられ、心因性発熱はストレス性の発熱に分類されます。
また、子供から高齢者まで幅広い年代の方に起こります。

ストレス性による2つのタイプの熱

ストレス性の発熱は

  • 高熱タイプ:39℃~まれに40℃以上
  • 微熱タイプ:37℃~38℃程度

に分けられます。
以下で詳しく解説していきます。

高熱タイプ

高熱タイプは原因が明確で、精神的なストレスにより起こりやすいものです。
例えば

  • 授業に出席する
  • 仕事に行く
  • 人と会う
  • 極度に緊張する
  • けんかする

などが原因となります。

原因が明確なため、解決する(授業が終わる・退社するなど)とすぐに熱が下がり、回復は早いといわれています。

微熱タイプ

一方微熱タイプは、慢性的なストレスにより起こりやすいものです。

  • 仕事による疲労
  • 長期間にわたる介護

などが原因といわれています。

微熱タイプはストレスの原因が解決されてもすぐに解熱しないことがあり、長く発熱するという特徴があります。

ストレスによっておきる症状について詳しく知りたい方は、こちらも合わせてお読みください。

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ストレスによる熱(心因性発熱)の原因

ストレスによる熱の原因はさまざまです。
ここでは、子どもと大人に分けて解説します。

子どもの場合

環境や社会情勢の変化により、近年子どもの心因性発熱の原因は変化しています。
以前は親や教師からの期待に添う、いわゆる「頑張り屋さん」や、「いい子」と呼ばれる子に多く見られました。

現在は発熱の原因が複雑になってきており、

  • いじめ
  • 親からの虐待
  • 両親の不仲
  • 学校生活への不適応

などがあります。

大人の場合

大人の心因性発熱は、

  • 職場・家庭環境
  • 長期間にわたる介護生活
  • 長時間労働による過労

などの慢性的な身体的・精神的ストレスにより起こります。

また、原因は1つとは限りません
複合的に関わっていることがあり、不眠症やうつ病を併発することもあります。

ストレスにより熱が出やすい人の特徴

ストレスにより発熱しやすい人には

  • 几帳面
  • 頑張りすぎる性格
  • 神経質
  • 心配性
  • 真面目
  • 完璧主義

などの特徴があります。

真面目で周りに助けを求められず、体調が悪くても無理する傾向があります。
症状が長引きストレスが増えると、悪循環に陥る可能性もあり危険です。

ストレスによるめまいについて知りたい方はこちらをお読みください。

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ストレスによる熱(心因性発熱)の対処法

症状を長引かせないためには、正しく対処しましょう。
日常生活での過ごし方について解説します。

疲れたら体を休ませる

熱っぽく感じたら、無理せずゆっくり休みましょう
ゆったりとした気持ちになれるよう、リラックスできる環境を整えます。

五感を心地よく刺激するイメージで

  • アロマをたく
  • 好きな音楽を聴く
  • 部屋を少し暗くする(間接照明など)

などにより、心も休ませてあげましょう。

また、起きているよりも横になるほうがより休めます。

頑張りすぎない

ふだんから頑張りすぎないことが大切です。
完璧に物事をこなそうとすると、時間と手間がかかります。
普段の70%程度の労力で仕事や家事をするとよいでしょう。

また、一度に複数のことを同時に行うと体も心も負担がかかります。
予定をつめすぎると一度にこなす量が増えるため、ゆとりあるスケジュールで動くようにしましょう。

休息するときはスマホはみない

休息の時間はできるだけスマートフォンを見ないようにしましょう。
ゲームやネットサーフィンなどの好きなことは気分転換になりますが、脳への刺激が大きく十分に休めません

また、スマートフォンの画面から発するブルーライトは目が疲労します。
どうしてもスマートフォンを見たい時は、明るさを調節したりブルーライトカットの眼鏡を使ったりしましょう。

生活リズムを整える

生活リズムを整えて、規則正しく生活しましょう。

  • 早寝早起き
  • 散歩や日光浴
  • 3度の規則正しい食事

など、睡眠・運動・食事のバランスに気をつかうことも大切です。

ストレスマネジメントについて興味がある方はこちらをお読みください。

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ストレスによる熱(心因性発熱)の治療方法

ストレスによる熱の治療方法について解説します。
熱の原因がストレスの場合、解熱鎮痛剤は効果がありません
ストレスによる熱は、風邪による熱とはメカニズムが異なるからです。

またストレスによる熱は、体温上昇以外にさまざまな病気を併発することがあります。
発熱の治療と、併発した病気の治療それぞれが必要になります。

ストレスによる熱は何科に行くべき?

熱の原因を知るため、まずは内科(子どもは小児科)を受診しましょう。
ストレス以外に器質的疾患(組織の破壊や変化による症状)が原因のこともあるからです。
内科で異常が見つからなければ心因性発熱が考えられるため、心療内科を受診しましょう。

心因性発熱の治療方法

心療内科での治療は、ストレスの原因をなくしたり、減らしたりする指導が中心です。
具体的には

  • 生活指導
  • 薬物療法
  • 心理療法
  • 自律訓練法(自己暗示)

などを組み合わせます。

発熱は炎症が原因ではないため、解熱鎮痛剤が効きません。
よって、薬物療法は精神安定剤や抗うつ薬などを使用します。

心因性発熱と同時に起こりやすい病気

ストレスによる不調は、さまざまな病気を併発することがあります。

  • 倦怠感
  • 不眠
  • 緊張型頭痛(頭痛・肩こり・首のこりなど)
  • 消化器症状(胃腸炎・腹痛・下痢・吐き気など)
  • 起立性調節障害(子どもの場合めまい・動悸・失神など)
  • 発達障害による環境への不適応

生活に支障をきたす症状もあり、QOL(生活の質)の低下を招きます。

ストレスの解消グッズについて知りたい方はこちらをお読みください。

薬の使い方

ストレスでの熱とその他の熱との違い

ストレス性の発熱と、その他の発熱の違いを解説します。

ストレス性の発熱以外には

  • 風邪
  • 薬の副作用
  • 熱中症

などがあります。

ストレス性の発熱は一晩で下がることがありますが、風邪の場合も同様に下がることがあります。

風邪による発熱

風邪による発熱は、細菌やウイルスなどの病原体が原因です。
体の免疫機構が病原体を殺すために体温を上げ、発熱が起こります。

通常は2~3日発熱しますが、一晩で下がることもあります。
病原体が弱い場合は殺すのにさほど時間がかからないからです。

風邪の症状

風邪の症状はストレスとは異なり

  • くしゃみ
  • 鼻水
  • 鼻づまり
  • のどの痛み

などがあります。
病原体を殺したり、排出したりするために起こります。

風邪による発熱の対処法は

  • 保冷剤で首、わき、そけい部(太もものつけ根)を冷やす
  • 冷却シートをおでこなどに貼る
  • 解熱剤の服用・挿肛(座薬を入れる)をする

などが考えられます。

薬の副作用による発熱

薬の副作用による発熱は、薬へのアレルギー反応として起こることがあります。
発熱以外の症状は

  • 頭痛
  • 寒気
  • 筋肉痛

などがあります。

特徴的なのは、服用から3~14日後に発熱することです。
また、はじめは微熱ですが徐々に高熱になっていく傾向です。

服用が原因のため、中断すれば熱は下がります。

熱中症による発熱

熱中症による発熱は、外気温が高く体内の体温調節を崩して熱がこもって起こります。
また湿度が高いと汗の蒸発がさまたげられ、同様に体温調整が難しくなります。
そのため、梅雨頃から熱中症になる人が増えるのです。

熱中症による発熱の特徴は、微熱や高熱が続くことです。
発熱以外の症状は重症度によって変わり、

  • 軽度:めまい、立ちくらみ、倦怠感、筋肉痛、大量の発汗
  • 中度:頭痛、吐き気
  • 重度:意識障害、けいれん、高体温

などがあります。

症状が軽度であれば、涼しい場所で安静にし水分・塩分を補給しましょう。
中度・重度の症状があれば、すぐに救急車を呼び受診してください。

ストレスにおける食欲不振について知りたい方は、こちらをお読みください。

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子どもの心因性発熱は小中学生がピーク?

心因性発熱に関する研究において、以下のようなことがわかりました。

  • 年齢分布では小学校高学年から中学生にかけて上昇傾向にあり、13歳の割合がもっとも多い
  • 心因性発熱の症例に対し面接で緊張状態にすると、口腔温が上昇し心因性発熱との関連が示唆された
  • 子どもにおいてもストレスの種類や期間により、高温タイプと微熱タイプに分けられることが動物実験で明らかにされた

発熱は数値で明らかに平熱ではないことがわかります。
子どもが苦しんでいるサインを見逃さず、ストレスの原因を取り除くよう対処することが重要です。
参考:心因性発熱のメカニズム

ストレスの対処法について詳しく知りたい方は、こちらも合わせてお読みください。

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ストレスと熱のまとめ

今回はストレスによる熱について紹介しました。
ストレスによる熱についての要点を以下にまとめます。

  • ストレスによる熱は高温タイプと微熱タイプに分けられる
  • ストレスによる熱の原因は子どもと大人で異なる
  • ストレスによる熱の対処法は、体を休ませストレスの原因を取り除くことである

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

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  • 学研グループと融合したメディア
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  • 設立: 1999年11月24日
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