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健達ねっと>健康お役立ち記事>秋バテ>夏を乗り切ったのに身体がダルい!その正体は…秋バテ!?

夏を乗り切ったのに身体がダルい!その正体は…秋バテ!?

「秋バテ」という言葉をご存じでしょうか?

「夏バテ」はよく聞くけど、「秋バテ」という言葉は知らない、という方も多いかと思います。

「過酷な暑さが落ち着いて、涼しい気候になったはずなのに、身体がだるい…」
「疲れがとれない…」
「なんだかよく眠れない…」

そんな症状に心当たりがある方は、もしかしたら、「秋バテ」かもしれません。

そもそも、秋バテとは何なのでしょうか?
秋バテを予防するためには、どんなことに気をつけたら良いのでしょうか?

本記事では秋バテについて、以下の点を中心に紹介していきます。

  • 秋バテの症状とは
  • 秋バテの原因とは
  • 秋バテになったらどうすれば良いか
  • 秋バテの予防方法

秋バテについて理解するために、参考にしていただけると幸いです。
また、秋バテの予防についても紹介していますので、ぜひ、最後までお読みください。

夏バテについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

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秋バテの症状はどんなの?

ここでは、秋バテの具体的な症状を紹介していきます。

夏の暑さが落ち着き、涼しくて過ごしやすい気温に移り変わる9月下旬ごろから、体がだるい、疲れが取れないといった、夏バテによく似た症状が現れることがあります。

心当たりのある方は、秋バテになっているかもしれません。

だるい・疲れやすい

秋バテの代表的な症状です。
涼しくて過ごしやすいはずなのに、「何だか身体がだるい」「何だか疲れやすい」といった症状が現れます。

頭痛

秋バテでは、こめかみのあたりがズキズキと脈打つように痛む偏頭痛がみられることがあります。

なお、片頭痛ではなく重要な疾患が隠れている場合もあります。

  • 今まで感じたことがないくらいに痛い
  • 突然頭痛が出て、どんどんひどくなる
  • 頭痛だけではなく吐き気や嘔吐を伴う

上記のような場合は、重大な脳疾患が原因となっている可能性が高いので、受診して検査を受けるようにしましょう。

肩こり

頭痛とセットで出やすいのが肩こりです。
首から肩、背中にかけてのこわばりやだるさ、痛みを感じることがあります。

食欲不振・胃もたれ

秋バテによる体のだるさから、食欲が無くなり、食事を食べた後に胃もたれすることもあります。
これは秋バテによって、胃をコントロールする自律神経が乱れていることが原因で起こります。

不眠

不眠も、秋バテの症状のひとつです。

体がだるく、疲れも溜まっているのに、いざ寝ようとするとなかなか眠れない…。
睡眠不足になって、更に体に疲れが溜まる…。
という悪循環に陥るケースもあります。

立ちくらみ

座り姿勢から急に立ち上がった時に、ふらっと目眩を感じることがあります。
これは立ち上がったことによって血圧が急に下がり(起立性低血圧)、一時的に脳の血流量が少なくなることが原因です。

元から起立性低血圧を持っているわけでもないのに、最近よく立ちくらみをするという方は、秋バテの症状が出ているのかもしれません。

便秘・下痢

排便が3日も4日も出なかったり、排便があっても量が少なくて残便感がある状態を「便秘」といいます。
また、便に含まれる水分の量が異常に増え、便の形状が液状またはそれに近い状態のことを「下痢」といいます。
秋バテではこのような便秘・下痢の症状もみられるようです。

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そもそも秋バテってなに?

涼しく過ごしやすい気候に移り変わる9月下旬ごろから、秋バテになる方が増えてきます。
秋バテの症状は分かりましたが、そもそも「秋バテ」とは、一体何なのでしょうか?

「秋バテ」とは、気温の変化に伴い、自律神経が乱れることで生じる、身体に感じるさまざまな不調のことです。

秋バテの原因は?

実際の秋バテの原因には、どういったものがあるのかを紹介します。

夏の暑さからくる疲れ

私たちの身体は、外部の環境に適応するためにバランスを取りながら健康を保っています。
気候が変化すれば、それに応じて体もバランスを取らなければなりません。

夏の暑さによる身体の疲れをそのまま秋に持ち越してしまうと、体の内部と外部のバランスが取りづらくなってしまうため、秋バテを誘発することに繋がります。

1日の急激な温度変化

秋は、1日の中での気温の変動が大きい季節です。
日中は夏のように暑かったのに、日が暮れると肌寒くなるといった経験はありませんでしょうか?
1日の寒暖差は、自律神経の乱れに繋がり、秋バテの原因となります。

身体の冷え

秋の肌寒い日などは、手足が冷える方もいらっしゃることでしょう。
身体の冷えは、そのまま血行不良に繋がります。
血行が悪くなることで、免疫やホルモンバランスに影響を与え、秋バテの原因となるのです。

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秋バテになってしまったらどうすれば?

どうやら、秋バテになってしまったみたい…。
そんな方に向けて、秋バテになってしまった時の対処方法をお伝えします。

自律神経を整える

自律神経の乱れによって生じるのが、秋バテです。
実は、工夫次第で、自律神経は整えられます。
一番大切なのは、生活のリズムを整えることです。
特に睡眠のリズムを整えることが重要ですが、秋バテの症状で不眠をきたしている方は、睡眠リズムを整えるのも難しいことかと思います。

毎日、決めた時間に寝床に入ることを心がけましょう。
なかなか寝付けなくても、大丈夫です!

「ああ、今日も眠れない…」
「朝まで眠れなかったらどうしよう…」
などと心配していたら、身体は休まるどころか、どんどん緊張してしまいます。

横になって目を閉じているだけでも、身体の疲れは癒されています。
ゆったりと落ち着いた気持ちで、ベッドに身体を預けておきましょう。

もし、入眠が遅くなって、睡眠を十分に摂れなかった場合でも、決めた時間には起きるようにしてください。
起きたらカーテンを開けて、朝日を浴びることを習慣にすると良いでしょう。
乱れた体内時計は、日光を浴びることでリセットされると言われています。

決まった時間に起きて、朝日を浴びて、決まった時間にゆっくり休む。
このサイクルを繰り返すことで、生活リズムは次第に整っていきます。

簡単なストレッチでも、自律神経を整えることに繋がります。
たとえば、首をゆっくり横に倒したり、軽く肩を回したりするだけで十分です。

普段からデスクワークが多い方は特に、仕事の合間にストレッチを取り入れることをおすすめします。

身体の冷え対策

体の冷えは、秋バテを誘発します。
秋バテになった後も、冷えを放置していると、症状が長引いてしまいます。

体の冷えには、湯船に浸かることが、とても効果的です。
忙しさを理由に、ついついシャワーだけで済ませる方も多いことでしょう。
10分でもいいので、湯船に浸かることをおすすめします。

お風呂から上がったら、湯冷めしないように気をつけましょう。
室内を温かく保ったり、厚着したりすることで、湯冷めを予防できます。

お風呂上がりに髪の毛が濡れたまま放置しておくと、想像以上に身体が冷えてしまいます。
髪の毛を乾かすのはとても面倒な作業の一つですが、早めにドライヤーをかけるようにしましょう。

暖かい飲み物や食べ物を食べることで、身体を内側から温めることも効果的です。
暖かいものを摂取することは冷え対策になるだけでなく、代謝を促進することにも繋がるので、一石二鳥ですね。

栄養バランスがとれた食事

栄養バランスが乱れると、体内のバランスが乱れ、免疫力が低下してしまいます。

お仕事や家事が忙しい方にとっては、食事に費やす時間すら惜しいですよね。
栄養バランスがとれた食事が身体に良いことは分かっていても、なかなか理想通りにはいかないのが現実だと思います。

栄養バランスのとれた食事を心がけるには、まずは野菜の摂取量を見直すことが大切です。
厚生労働省や栄養士協会は、1日に350グラムの野菜を食べることを推奨しています。

野菜350グラムとは、いったいどれほどの量なのでしょうか?
これはサラダや野菜炒めなど、野菜が主となるおかず5〜6皿分に値します。
けっこうな量ですよね。

栄養バランスに気を遣うと言っても、何も最初から「毎日350グラムの野菜を食べる」ことを目標にしなくても良いのです。

  • 普段、野菜をまったく食べない方は、1日に1種類は野菜を食べることを心がける
  • 普段、少ししか野菜を食べていない方は、食べる野菜の量を増やす

このように、小さな目標からスタートすることによって、野菜を食べるハードルが低くなります。
自分が出来そうなことを少しずつ心がけていけば、栄養バランスは次第に整います。

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秋バテは予防できるの?

秋バテになっても良いことはないし、何とか予防する方法はないのでしょうか?
ここからは、おすすめの秋バテ予防法をご紹介します。

夏の疲れが残っていたり、自律神経が乱れたりして、秋バテになりそうな方は、
ここで紹介する予防法をぜひお試しください。

身体を冷やさない

身体の冷えは、血行不良を引き起こし、それは秋バテの原因になります。

特に女性の場合は手足など、身体の末端に冷えを感じる方が多いと言われています。
長袖の肌着を着る、厚手の靴下を履くなどして、身体を冷やさないように対策しましょう。

身体を温める

これは身体の冷え対策の延長です。
必要に応じて衣服を調節したり、カイロを使ったりして、身体を温かく保ちましょう。
身体が冷えやすい方は、寝る時に湯たんぽを足元に置いておくこともおすすめです。

運動する

運動することも秋バテ予防に繋がります。
特に、普段からデスクワークなどの座り仕事が多い方におすすめの予防法です。

運動と言っても、毎日激しい筋トレや長距離をランニングする必要はありません。
20分程度のウォーキングをしたり、空いた時間を使ってラジオ体操をしたりするだけでも十分効果があります。

職場まで電車やバスで移動している方は、一駅分歩くなどして、日頃の生活に運動習慣を取り入れると良いでしょう。
在宅ワークしている方は、休憩時間に家の近くを散歩することで、気分のリフレッシュを図ることもできるため、一石二鳥です。

ふだんから運動不足を自覚している方は、少しずつで良いので取り入れてみてください。

薬の使い方

秋バテのまとめ

これまで、秋バテについてお伝えしてきました。
秋バテの要点をまとめると、以下の通りです。

  • 秋バテは、身体のだるさや疲れやすさなど、夏バテに似た症状が特徴的
  • 自律神経の乱れや血行不良が秋バテを引き起こす
  • 秋バテになったら自律神経を整え、身体の冷え対策することが重要
  • 身体を温めたり軽い運動することで、秋バテを予防できる

これらの情報が少しでもみなさまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
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  • 介護付有料老人ホーム展開
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