「ENTP(討論者)に向いている職業って何だろう?」
「転職活動を始めたいけれど、自分の性格に合う企業や業種がわからない…」
ENTP(討論者)と診断された方の中には、このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
ENTP(討論者)は、活発な好奇心と柔軟な思考力を持ち、日々新たなアイデアや刺激を求める傾向にあるMBTIタイプです。
本記事では、ENTP(討論者)の職業について以下の点を中心に詳しく解説します。
- ENTP(討論者)の特徴や強み/弱み
- ENTP(討論者)が向いていると思われる職業/向いていないと思われる職業
- 転職活動を成功させるための具体的なステップ
ENTP(討論者)の職業について、ご興味のある方はご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
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ENTP(討論者)の特徴
まず、ENTP(討論者)の主な特徴について解説します。
MBTIにおいてENTP(討論者)は、エネルギッシュで革新的な発想を生み出す「発明家」「挑戦者」としても知られています。
新しいアイデアを絶えず探求する性格傾向を持ち、常に刺激を求める姿勢が特徴的です。
また、ENTP(討論者)は、論理的思考をしながらも柔軟に環境へ適応できる力を備えている一方、細かい計画を立てることや自分のモチベーションを継続的にコントロールすることが苦手な傾向があります。
とはいえ、ENTPの特徴である、
- 「新しいことを次々に思いつく発想力」
- 「人を巻き込むコミュニケーションスキル」
- 「スピード感のある行動力」
は、多くの現場で重宝されます。
自分の特性を正しく理解し、長所を発揮できる職種/環境を選ぶことが、転職活動でも大きなポイントとなります。
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ENTP(討論者)の強み
次に、ENTP(討論者)の強みについて、以下の3つをご紹介します。
- 好奇心とアイデア創出力
- 論理的思考力とコミュニケーション能力
- 新しい環境へ適応するスピード感
①好奇心とアイデア創出力
ENTP(討論者)の強みの1つ目は「好奇心とアイデア創出力」です。
常に新しい情報や刺激を求めるため、業務の中でも斬新なアイデアを考え出すのが得意です。
また、幅広い分野に興味を持つことで自然と知識の幅が広がり、問題解決や企画立案において、周囲が思いつかないような発想を生み出す力を備えています。
②論理的思考力とコミュニケーション能力
2つ目は「論理的思考力とコミュニケーション能力」です。
ENTP(討論者)はディスカッションや議論を好む人が多く、相手の主張を的確に捉えつつ、自分の意見を論理的に展開することが得意な傾向があります。
また、周囲の意見を取り入れながら柔軟に考えをまとめられるため、チーム内でも調整役やアイデアのまとめ役として活躍しやすいです。
③新しい環境へ適応するスピード感
3つ目は「新しい環境へ適応するスピード感」です。
ENTP(討論者)の多くは変化や挑戦を好み、新しい仕組みや文化の中でもスムーズに立ち回ることが得意です。
実際に新たな環境へ飛び込みながら学び、そこに独自のアイデアを加えて改善や改革を促すケースも少なくありません。
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ENTP(討論者)の弱み
次に、ENTP(討論者)の弱みについて、以下の3つをご紹介します。
- 飽きっぽさと計画性の欠如
- 衝動的に動くことで生じるミス
- 相手の感情に鈍感になりやすい面
①飽きっぽさと計画性の欠如
ENTP(討論者)の弱みの1つ目は「飽きっぽさと計画性の欠如」です。
ENTP(討論者)は熱しやすく冷めやすい一面があり、新しいアイデアを思いつくとすぐに行動を始めますが、飽きるとほかのアイデアやテーマに目移りしがちです。
また、周到な準備よりも実践を優先するあまり、計画性が不足してミスや混乱を引き起こしてしまうこともあります。
②衝動的に動くことで生じるミス
2つ目は「衝動的に動くことで生じるミス」です。
ENTP(討論者)は新しいアイデアを思いつくと、すぐに行動に移したくなる衝動的な一面があります。
そのため、十分な下調べやリスク評価を怠ったまま突き進んでしまい、準備不足によるトラブルや周囲への影響が大きくなる場合もあるため、慎重な計画立案が欠かせません。
③相手の感情に鈍感になりやすい面
3つ目は「相手の感情に鈍感になりやすい面」です。
ENTP(討論者)は論理的に話を組み立てる一方で、相手の気持ちや感情面にまで意識が回りづらい傾向があります。
その結果、言動が冷たく映ったり、無自覚のうちに相手を傷つけたりしてしまう可能性があるため、コミュニケーションの際には配慮が大切です。
ENTP(討論者)が向いていると思われる職業
次に、ENTP(討論者)が向いていると思われる職業について、以下の6つをご紹介します。
- 企画/プロダクトプランナー
- 起業家/スタートアップ経営
- 営業職
- SNSマーケター
- ITエンジニア
- コピーライター
①企画/プロダクトプランナー
ENTP(討論者)に向いていると思われる職業の1つ目は「企画/プロダクトプランナー」です。
企画/プロダクトプランナーの仕事は、新商品やサービスのアイデアを考え、具体的な戦略を立案しながらプロジェクトを進行させるため、ENTP(討論者)の好奇心やアイデア創出力を存分に活かせます。
また、多くの関係者とコミュニケーションを取りながら意見をまとめる場面も多く、論理的な議論や折衝を楽しめるENTP(討論者)には絶好のフィールドといえるでしょう。
②起業家/スタートアップ経営
2つ目は「起業家/スタートアップ経営」です。
ENTPの柔軟な発想や挑戦意欲は、新しいビジネスモデルの構築や市場開拓など、スタートアップの黎明期において特に重宝されます。
リスクを恐れず行動に移す姿勢がある一方で、途中で飽きてしまわないよう、信頼できるパートナーやメンターを見つけてサポート体制を整えることが成功のカギとなります。
③営業職
3つ目は「営業職」です。
論理的に商品やサービスのメリットを伝えつつ、相手とのコミュニケーションを楽しめ言動が冷たく映言動が冷たく映るため、ENTP(討論者)の強みである討論力や柔軟な思考が大いに活かされます。
また、顧客の課題を探り出し、新たな提案を考えながら結果に結びつけるプロセスは、探求心旺盛なENTP(討論者)にとってやりがいを感じやすい仕事といえます。
④SNSマーケター
4つ目は「SNSマーケター」です。
SNSマーケティングの世界は変化が激しく、最新のトレンドをいち早くキャッチしながら、新しいアイデアでアプローチを考えていく必要があります。
ENTP(討論者)の好奇心やスピード感を生かして、ユーザーの興味を引く企画を考案しながら、常に柔軟に戦略を切り替える力が求められるため、刺激を楽しみながら働きやすい職種といえるでしょう。
⑤ITエンジニア
5つ目は「ITエンジニア」です。
IT業界は常に新しい技術やサービスが生まれるため、知的好奇心が旺盛なENTP(討論者)との相性が良い傾向があります。
プログラミングやシステム設計など、論理的思考力を活かして問題解決に取り組めるだけでなく、日々進化する技術を取り入れていく楽しさも味わえる職種といえるでしょう。
⑥コピーライター
6つ目は「コピーライター」です。
限られた文字数の中で顧客の心をつかむフレーズを考えるため、ENTP(討論者)の発想力や言葉遊びのセンスが大いに活かされます。
多種多様な商材やターゲットに応じて内容を変えていくので、飽きっぽい一面があっても、常に新鮮な刺激を得ながらアイデアを発揮し続けられるでしょう。
ENTP(討論者)が向いていないと思われる職業
次に、ENTP(討論者)が向いていないと思われる職業について、以下の6つをご紹介します。
- 一般事務職
- 研究員
- 公務員
- 会計士/税理士
- 薬剤師
- テレフォンオペレーター
①一般事務職
ENTP(討論者)が向いていないと思われる職業の1つ目は「一般事務職」です。
事務作業の多くは、繰り返し同じ作業を正確に行うルーティンワークが中心となるため、変化を好み刺激を求めるENTP(討論者)にとっては単調に感じられがちです。
また、創造的なアイデアを出す場面が限られているため、モチベーションを維持しづらい可能性があります。
②研究員
2つ目は「研究員」です。
研究職では長期的な実験や観察、データ収集が主体となり、地道な作業を根気強く続けることが求められます。
常に新しいアイデアや変化を追い求めるENTP(討論者)は、長時間かけて同じテーマに取り組む研究環境では退屈さを感じやすいでしょう。
③公務員
3つ目は「公務員」です。
公務員の職場は、安定性やルールの遵守が重視される反面、急激な変化や革新的な取り組みは少ない傾向があります。
新しいアイデアを次々に試しながら刺激を得たいENTP(討論者)にとっては、物足りなさを感じやすいかもしれません。
④会計士/税理士
4つ目は「会計士/税理士」です。
会計士や税理士は、正確な数字の取り扱いや法律/規則に基づく作業が中心となるため、細部まで丁寧に処理することが求められます。
一方で、ENTP(討論者)は新しいアイデアを模索しながら活動したい人が多いので、規定に沿った手続きの繰り返しに飽きてしまう可能性があります。
⑤薬剤師
5つ目は「薬剤師」です。
薬剤師は調剤や服薬指導など、正確性と繊細なコミュニケーションが求められます。
また、日々の業務はあらかじめ定められた手順を着実にこなしていくことが中心となるため、常に新しいアイデアを追い求めたいENTPにとっては刺激が少なく感じる場合があります。
⑥テレフォンオペレーター
6つ目は「テレフォンオペレーター」です。
電話での対応が中心となるため、マニュアル通りのやり取りを反復するケースが多く、柔軟な発想や新しいアイデアを活かしにくい傾向があります。
さらに、同じような問い合わせに対応することが続くと、変化や刺激を好むENTPは物足りなさを感じやすいでしょう。
転職活動を成功させるための具体的なステップ
次に、転職活動を成功させるための具体的なステップについて、以下の3つに分けてご紹介します。
- 自己分析
- 企業リサーチ
- 面接対策と選考後の行動
①自己分析
転職活動を成功させるための具体的なステップの1つ目は「自己分析」です。
転職活動を始める前に、「自分が本当にやりたいこと」「得意なスキル」「苦手とする傾向」を明確にする必要があります。
ENTP(討論者)の場合は、好奇心を引き出す要素や、自発的にアイデアを形にできる環境が適しているといえます。
自己分析の際には、次のポイントを意識しましょう。
- 過去に最もモチベーションが高まったプロジェクト/タスク
- 自分が成果を出したと感じられる経験と、そのとき活用したスキル
- なぜ途中で飽きてしまったことがあるのか、対策できる方法はあるか
これらを整理することで、ENTP(討論者)の強みと弱みの両方がクリアになり、職場選びの指針が得られます。
②企業リサーチ
2つ目は「企業リサーチ」です。
転職活動では企業情報を入念に調べ、自分の特性を活かせるかどうかを見極めることが大切です。
特に、下記の点に注目すると判断材料が増えます。
- イノベーションに積極的かどうか(新規事業や社内ベンチャー制度の有無)
- 社内コミュニケーションの活発さ(意見を言いやすい雰囲気、フラットな組織構造など)
- 変化のスピード(業界の成長度合いや経営トップの方針)
ENTP(討論者)は変化や新しいことを歓迎する文化が合っているため、IT企業やベンチャー企業、もしくは大手でも新規部署を立ち上げる動きが活発な企業を優先的にチェックするのがおすすめです。
③面接対策と選考後の行動
3つ目は「面接対策と選考後の行動」です。
面接では、ENTP(討論者)の強みである論理的思考とコミュニケーション力を活かし、自分のビジョンやアイデアをわかりやすく伝えることがポイントとなります。
ただし、自分の意見を一方的に押し出すだけでなく、相手の話を聞きながら柔軟に対応できる姿勢を見せると好印象を与えやすくなります。
選考後は、合否を待つだけでなく、ほかの企業や選考にも並行して取り組みましょう。
ENTPは多岐にわたる興味関心を同時並行で動かすことに適性があるため、転職活動でも複数の選択肢を検討しながら、比較検討を行うと納得感のある判断につながりやすいです。
日本でのMBTIタイプの割合とその分析についてさらに気になる方は、こちらの記事も是非ご覧ください。
今、MBTI診断が世界中の若い人たちを中心に大流行しています。そんなMBTIには16種類の性格タイプがありますが、日本人にはどのタイプが一番多いのでしょうか?また、日本社会がMBTIタイプにどのような影響を与えているのでしょうか?[…]
ENTP(討論者)の職業に関するまとめ
ここまでENTP(討論者)の職業についてご紹介しました。
要点を以下にまとめます。
- ENTP(討論者)は好奇心や論理的思考力を活かし、新しいアイデアを実行するのが得意。ただし、飽きっぽさや衝動的な行動によるミス、相手の感情への配慮不足が課題
- 企画/プロダクトプランナー、起業家/スタートアップ経営、営業職などは強みを発揮しやすいが、一般事務職や公務員、会計士/税理士などは退屈やストレスを感じやすい傾向がある
- 転職成功には自己分析/企業リサーチ/面接対策を意識し、複数企業を比較しながら検討を進める
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。