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トップページ>認知症を学ぶ>認知症の対応>認知症による攻撃的言動への対応は?本人の心情や対策を解説します

認知症による攻撃的言動への対応は?本人の心情や対策を解説します

認知症による攻撃的言動はご家族を非常に苦しめ、体調不良を引き起こす原因にもなります。
しかし攻撃的言動への対応を知ることで、ご家族の負担を軽減することができます。

今回は認知症による攻撃的言動への対応について、以下の点をご紹介します。

  • 認知症による攻撃的言動の対応と向き合い方
  • 認知症の方が攻撃的になる理由
  • 認知症による攻撃的言動のパターンと攻撃的になりやすい認知症の種類
  • 認知症による攻撃的言動にしてはいけない対応

ご家族の負担やストレスを軽減するためにも参考にしていただけると幸いです。
ぜひ最後までご覧ください。

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認知症による攻撃的言動への対応とは

認知症による攻撃的言動への対応とはなにか話す高齢者と孫
認知症による攻撃的言動に悩み、苦しんでいる方はたくさんいます。
認知症になる以前との違いにショックを受け、どう対応していけば良いか分からず頭を抱えてしまうこともあるでしょう。

しかし、向き合い方次第で抱えている悩みやストレスを軽減することができます。
認知症を理解し、適切に対応していくことが大切です。

この記事をきっかけに、認知症による攻撃的言動と向き合う後押しができれば幸いです。

認知症の方へ言ってはいけない言葉について詳しく知りたい方はこちらも併せてお読みください。

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プラズマローゲンとは?サプリについても説明

プラズマローゲンとは、グリセロリン脂質の一種であり、細胞を構成する主要な成分です。

人間の全身のリン脂質の約18%がこのプラズマローゲンであるといわれており、特に脳に多く存在しプラズマローゲンは人間が存在する上でとても重要な成分と考えられています。
しかし、このプラズマローゲンはさまざまな要因で減少しやすい成分でもあります。
酸化ストレスや炎症、神経の変性、感染症や外傷など、さまざまなストレスにさらされることで、プラズマローゲンが減少していきます。

特に、脳の海馬や前頭葉には多くのプラズマローゲンが含まれており、成分の減少と認知症の進行度には関連性があるという報告もあります。  
プラズマローゲンは現在、認知症対策のサプリメントとして販売されています。 1995年にアルツハイマー型認知症の患者の、脳のプラズマローゲンが減少していることが確認されました。

その後、2007年にはアルツハイマー型認知症患者の血清でもプラズマローゲンの減少が認められており、プラズマローゲンは認知症と関係があると考えられています。

また、アルツハイマー型認知症の発症には、アミロイドβたんぱくの沈着が関係しているといわれています。
プラズマローゲンは、アミロイドβたんぱくの沈着を抑える効果のほか、脳神経細胞のアポトーシス抑制の効果も見込めるため、プラズマローゲンを摂取することで認知症への対策が期待できます。

出典:認知症との関係|AdvancedMedicalCareInc.

認知症予防に使われるサプリについて知りたい方は、ぜひこちらの記事もお読みください。

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認知症による攻撃的言動への対応

認知症による攻撃的言動への対応を考える医療従事者
認知症による攻撃的言動は、向き合い方を理解することで悩みやストレスを軽減できるとお伝えしました。
ここからは、認知症による攻撃的言動への対応方法をご紹介します。

認知症の攻撃的言動に悩んでいる方は、以下の対応法を参考にしてください。

距離を置く

介護者が良かれと思ってしたことが、逆に認知症の方を傷付けてしまうことがあります。
そういった行動が必ずしも全て認知症の方に伝わるとは限りません。
認知症の方を思ってしたことが伝わらないと自尊心を傷つけたり、暴力や暴言に繋がる場合があります。

認知症の方に対し、何かをしてあげたいという気持ちを持って接することは悪いことではありません。
ただ、時と場合によっては距離を置くことも必要です

では、どのように距離を置けば良いのでしょうか。
距離を置く方法には、物理的な方法と心理的な方法があります。

物理的

暴言や暴力が始まったときは無理に対処しようとせず、少し距離をとりましょう
認知症の方からの暴言や暴力に対し、同等のやり方で対抗することは厳禁です。

認知症の方が興奮状態に陥っているときは、さらに状況を悪化させる可能性があります。
状況が悪化してしまうと、落ち着けさせるのは非常に困難です。
可能であれば介護を別の人に代わってもらったり、介護サービスを利用することも1つの方法です。

心理的

介護から離れ、息抜きする時間を作ることが大切です。
攻撃的言動が認知症によるものだと分かっていても、介護者の負担は計り知れません。

無理をしすぎることで心身が疲弊してしまい、体調不良にも繋がりかねません。
自分の好きなことや趣味、外出によって自分の時間を充実させましょう。

家族が健康でいることが、認知症の方を介護していく上では絶対条件です。

周囲に相談する

家族、そして担当医やケアマネージャーなどに相談し、周囲に協力を求めることが大切です
家族の攻撃的言動を周囲に相談するのは恥ずかしいと思う方がいるかもしれません。

しかし、1人で抱え込んでいても、心に余裕がなくなり苦しむ一方です。

相談することで気持ちが楽になることはもちろん、第三者の意見を聞いて得られることもあります。

恥ずかしいと思ったり、周囲の人に遠慮する必要はありません。
自分の心身を健康に保つためにも、周囲の人への相談は忘れないでください。

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認知症による攻撃的言動との向き合い方

認知症による攻撃的言動との向き合い方を考える高齢者

認知症による攻撃的言動は、一度や二度対応すれば良いというわけではありません。
認知症になった以上、向き合い続けていく必要があります。

では、どのように向き合っていけば良いのでしょうか。
ここからは、認知症による攻撃的言動との向き合い方をご紹介します。

認知症を理解する

認知症の方の話にしっかりと耳を傾け、理由を知ることが大切です
認知症の方が攻撃的になる場合は、必ず理由があります。

認知症の方に悪意はなく、困らせるためにわざと攻撃的になっているわけではありません。
認知症の症状だと理解することが、向き合っていくための第一歩となるでしょう。

介護者を変える

暴力や暴言などの攻撃的な言動は、身近な存在である家族に出やすいです。
そのため、無理に家族だけで介護をしようとするのではなく、介護ヘルパーに任せることも1つの方法です

介護ヘルパーは認知症の知識があり、対応の仕方をしっかり理解しています。
家族で対応することに限界を感じたときは、介護者を変えることを選択肢の1つとして頭に入れておいてください。

医師に相談する

認知症の方が攻撃的になるのは、薬の副作用が関係していることがあります。
薬のことは医師にしか分からないことなので、攻撃的言動が悪化するようであれば医師に相談しましょう

医師に相談すれば薬を減らしたり、変えるなどの解決策も出てくるでしょう。
また、興奮を抑える薬を処方してもらえる可能性もあります。

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認知症による攻撃的言動の予防

認知症による攻撃的言動の予防について考える高齢者
認知症による攻撃的言動に対して事前に行うべき予防法として、以下の6点が挙げられます。

  • どのようなタイミングや状況で、認知症による攻撃的言動が現れたかを振り返る
  • 認知症の方の体調を確認する(体温や血圧、便秘になっていないか等)
  • (これまでの攻撃的言動の原因や本人の思いを踏まえた上で)認知症の方との関わり方を検討する
  • 認知症の方との関わり方などに悩んだら、ケアマネージャー等の専門家に相談する
  • 周囲の環境も影響するため、介護者もストレスを抱え込まないように注意する
  • ショートステイなどのサービス利用も検討する

まずはどのようなタイミングや状況で、認知症の方が攻撃的な言動になりやすいかを振り返りましょう。
特に、体調不良や痛み、興奮などが原因の場合は、医師に相談することをおすすめします。

また、認知症の方を否定したり、自尊心を傷つけたりしないように注意する必要があります。
認知症の方の思いや性格などを尊重し、安心できるような声掛けや、尊厳を守るケアなどを行いましょう。
自分でできることは本人にお任せすると良いでしょう。

認知症の方が暴言を口にすると、介護者もイライラしたりストレスを感じたりすることもあります。
しかし、認知症の方に介護者の「負の感情」が伝わると、合わせ鏡のように影響が出る恐れがあります。
介護者の方は自分自身の気持ちも大切にし、こまめにストレスを解消することをおすすめします。

さまざまなことで悩まれる場合は、一度ケアマネージャー等の介護職へ相談してみてください。
専門家の立場から、認知症の方への関わり方や予防法などのヒントを教えてくれます。

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薬の使い方

認知症の方が攻撃的になる理由

認知症の方が攻撃的になる理由を考える高齢者

認知症の方が攻撃的になる理由が分からない場合、対応が非常に困難になります。
しかし、攻撃的になる理由を理解すれば原因を取り除き、より良い対応ができるでしょう。

認知症の方が攻撃的になる理由は複数あり、それぞれの理由が重なり合うことで攻撃的になる場合があります。
家族の対応で改善が見込めるものもあれば、受け入れなければいけないものもあります。

ここからは、認知症の方が攻撃的になる理由をご紹介します。

不安を感じている

認知症の方は状況を上手く理解することができず、不安や恐怖を感じやすくなります。

たとえ理解したとしてもすぐに忘れてしまい、また不安に襲われるというループに陥ります。

状況が理解できないことで強い不安を感じ、感じた不安から暴言や暴力などの攻撃的言動へと繋がってしまうのです

周囲の感情が影響する

認知症により理解力や判断力が低下したとしても、周囲の感情を読み取ることには長けています。
しかし、その感情が誰に向けられているのか、なぜその感情なのかまで理解することはできません。

認知症の方の身近な人が暗い表情を見せれば、理由までは理解できなくても不安を感じてしまいます
周囲の人の感情によって、認知症の方の感情も変わるのです。

自尊心が傷つけられる

認知症の方は自分が認知症であることを理解していなくても、能力の低下を自覚しています。
邪魔者扱いや、試されるような言動をされると自尊心が傷付けられます

その結果情緒が不安定になり、攻撃的言動へと繋がる場合があります。

感情がコントロールできない

認知症の方は、感情がコントロールできず攻撃的になってしまうこともあります。

薬の副作用

薬の副作用により攻撃的な言動を引き起こすことがあります。

本来の副作用が下痢や嘔吐だとしても、認知症の進行が原因で暴力や暴言などを起こしやすくなることがあります。
また、併用している薬によっては飲み合わせの悪さから攻撃的な言動が引き起こされる場合があります。

不安であれば医師に相談し、薬の副作用を確認しましょう。

体調が悪い

上手く伝えられないことが強いストレスとなり、攻撃的な言動を引き起こすことがあります。

認知症の方は体調の悪さや身体の不快感を感じていたとしても、周囲に上手く伝えることができません。
日常生活を何不自由なく過ごせる人たちにとったら、難しいことではなく当たり前のことです。

しかし認知症の方は相当な不安やストレスを感じる原因となるでしょう。

認知症による攻撃的言動のパターン

認知症による攻撃的言動のパターンを知った高齢者

認知症による攻撃的言動にはいくつかのパターンがあります。
ここからは、認知症による攻撃的言動のパターンをご紹介します。

暴力

認知症の方の家族が暴力などに我慢できず、施設に入所させることが多いです。
しかし、施設でも「噛みつく」「殴る」などの暴力行為が起こることは珍しくありません。

また、攻撃的言動は腕力によるものだけではなく、セクハラ行為もあります。
性的な言葉を投げかける程度から始まり、身体を触るといった行為に発展します。

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被害妄想

認知症は認知機能の低下に加え不安や孤独感、できないことが増えるもどかしさから被害妄想が起きることがあります。
被害妄想の中には、いくつかの妄想の種類があります
認知症によって起こる具体的な被害妄想は以下の4つです。

暴言・暴力の被害妄想

暴言・暴力の被害妄想は、「家族に嫌われている」「悪口を言われている」と思い込む妄想です。
実際にそのような事実はなくても、認知症による不安や孤独感から無意識に被害者意識が生まれます。

特に身近な家族などが加害者としてみられることが多いです。

物盗られ妄想

物盗られ妄想は、自分の大事なものを「盗まれた」と思い込む妄想です。
財布や通帳などの貴重品を自分で置いたことを忘れ、結果的に周囲に疑いの目を向けるようになります。

特に疑われやすいのは、身近な存在である家族や介護ヘルパーなどです。
認知症の方は忘れた自覚がないので、もちろん悪気はありません。

本当に盗まれたと思っているので、本人はあくまで事実を伝えているだけなのです。

対人関係の妄想

対人関係の妄想には、実際には存在していない人が「家でご飯を食べている」という妄想もあります。
また、「妻が義理の息子と浮気している」と思い込む嫉妬妄想があります

対人関係の妄想が起こる理由は、強い孤独感や疎外感があることです。

見捨てられ妄想

見捨てられ妄想は、「自分は家族にとって邪魔な存在」「必要とされていない」などと思い込む妄想です。
認知症によってできないことが増え、家族に対して申し訳なさを感じることが原因の1つです。

見捨てられ妄想が起こると家族への信用がなくなり、部屋に閉じこもるようになってしまいます。

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攻撃的になりやすい認知症の種類

攻撃的になりやすい認知症の種類を知る高齢者

認知症の中には、攻撃的になりやすい認知症があります。
障害が起きている脳の部分が異なるので、攻撃性にも違いがあります。

病気の影響により攻撃的になりやすいので、責めることはせず家族が受け入れることが大切です。

攻撃的になりやすい認知症は以下の2つです。

前頭側頭型認知症

前頭側頭型認知症は、感情の脱制御がみられます。
自分の思うままに行動してしまうので、感情をコントロールすることが困難です
その結果、暴力や暴言などの攻撃的言動を引き起こしてしまいます。

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レビー小体型認知症

レビー小体型認知症では幻覚症状が起こりやすくなります。
幻覚が起こることで不安や恐怖を感じる方が多いです。
その結果突然暴れだしたり、暴力を振るうなどの行為が現れることがあります。

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認知症による攻撃的言動へのNG対応

認知症による攻撃的言動へのNG対応を考える高齢者

認知症の方に攻撃的な言動をされると、認知症だと分かっていても怒りや不安を抱くでしょう。
しかし、「怒る」「責める」「押さえつける」などの行為は症状を余計に悪化させる可能性があります。

認知症の方の話をしっかり聞き、受け入れ、決して否定しないことが重要です。

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認知症による攻撃的言動への対応のまとめ

認知症による攻撃的言動への対応をまとめる高齢者

今回は、認知症による攻撃的言動についてご紹介しました。

要点を以下にまとめます。

  • 認知症による攻撃的言動への対応法には、「距離を置く」「周囲に相談する」などがある
  • 認知症による攻撃的言動との向き合い方は、「認知症を理解すること」「介護者を変えること」
  • 認知症の方が攻撃的になるのは、「不安を感じている」「薬の副作用」などの理由がある

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
  • グループホーム展開
  • 介護付有料老人ホーム展開
  • 小規模多機能型居宅介護
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