【入門編】家族の通院負担を減らす「オンライン診療」の使い方

自宅が診察室に 患者目線のオンライン診療相談 #01

「高齢の親を病院に連れて行くだけで、移動や長い待ち時間で半日以上が潰れてしまう…。
付き添う私もクタクタで、正直もう限界かもしれない」

そんな悩みを抱えていませんか?

介護生活の中で、誰もが直面するのが「通院付き添い」の大変さです。
しかし、体調の異変を後回しにすることは、親御さんの病状悪化のリスクを高めます。

そこで今、がんばる介護世代の間で注目されているのが、自宅にいながらお医者さんに画面ごしに診てもらえる「オンライン診療」(いわゆる”スマホ通院”※)です。
症状や診療内容によっては通院負担の軽減につながる場合があります。

そんな「オンライン診療」の使い方を、日々、実際にスマホ越しに多くの患者さんを診療している医師の視点から解説します。

※本記事では、スマートフォンなどを利用したオンライン診療をわかりやすく「スマホ通院」と表現しています

目次

1. 「画面越し」でも大丈夫?スマホから通院する仕組み

スマートフォンでオンライン診療を受ける様子

オンライン診療(スマホ通院)は、スマートフォンやパソコンのビデオ通話(テレビ電話)を使い、自宅にいながら画面ごしに医師の診察を受け、お薬まで受け取れる仕組みです。
「移動の手間」「長い待ち時間」「二次感染のリスク」がないため、介護現場の負担を大きく軽減できます。

「画面越しで本当に診てもらえるの?」と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。

オンライン診療では、医師が症状や経過を丁寧にお伺いしながら、カメラ越しに表情や顔色なども確認して診療を行います。
高血圧や糖尿病などの定期受診のほか、かぜ症状や寝つきにくさなどの相談にも対応できる場合があります。

もちろん、すべてを画面越しだけで判断するわけではありません。
オンライン診察の結果、検査や処置が必要と判断した場合は、適切な医療機関への受診をご案内します。

ただし、胸の痛み、強い息苦しさ、意識障害、ろれつが回らないなど緊急性が疑われる症状がある場合は、オンライン診療ではなく、救急車(119番)や救急安心センター(#7119)への相談、または速やかな医療機関受診をご検討ください。

オンライン診療は、通院が難しいときでも医師に相談できる選択肢のひとつです。

2. 医師が教える!失敗しないオンライン診療(スマホ通院)の「4つの選び方」

高齢の親御さんや介護をされている方が利用する場合、どのような基準で医療機関を選べば失敗しないのでしょうか。
医師の視点から、大切な4つのチェックポイントをお伝えします。

① 希望する疾患(診療科)に対応しているか

スマホでの診察は、クリニックによって「内科のみ」など診療科が限られている場合があります。
悩みに合った診療科(皮膚科、睡眠外来、漢方など)があるか事前に確認しましょう。

②「初診」でも受診可能かどうか

「過去にその病院にかかったことがある人だけ」という制限があるクリニックもあります。
初めて受診する場合は、初診からオンライン診療を受けられるかどうかを確認しておくと安心です。

③ 保険診療に対応しているか

オンライン診療には、健康保険が使える保険診療と、全額自己負担となる自由診療があります。

自由診療そのものが悪いわけではありませんが、保険診療と比べて費用が高くなる場合があります。
また、診療内容によっては公的医療保険の対象外となるため、事前に費用や診療内容を十分に確認しておくことが大切です。

特に高血圧や糖尿病などの慢性疾患の治療を希望する場合は、保険診療に対応しているかを確認しておくと安心です。
診療費以外にも、システム利用料や薬の配送費などがかかることがあるため、受診前に総額の目安を確認しておきましょう。

④ 診療している曜日・時間の幅が広いか

家族が付き添いやすい土日祝日や、緊急時の早朝・深夜に対応しているクリニックも多くあります。
高齢のご家族の場合は、ご家族が付き添いやすい時間帯に受診できるかも大切なポイントです。
また、受診方法の案内や予約サポートが分かりやすいかも確認しておくとよいでしょう。

3. オンライン診療の「一般的な流れ」

機械の操作に苦手意識がある方でも、お家での診察手順はシンプルです。
基本的には以下のような4つの流れで進みます。

ステップ①:ホームページから予約する

スマホ(スマートフォン)やパソコンから病院のホームページを開きます。
診てもらいたい日時を選び、画面の案内に従って、保険証や体調についての質問(問診票)、お支払い用のクレジットカード情報を登録して予約します。

ステップ②:医師からテレビ電話がかかってくる(診察)

予約した時間になると、医師からスマホやパソコンにテレビ電話がかかってきて診察が始まります。
画面越しに顔を合わせながら、気になる症状を相談してください。

ステップ③:自動でお会計が終わる

診察が終わると、最初に登録したカードから自動でお会計が清算されます。
病院の窓口で長く待たされるような時間は一切ありません。

ステップ④:お薬を受け取る

お薬の受け取り方は2つあります。
1つは、自宅近くの薬局へ処方箋が自動で送られるので、薬局に行って待たずに受け取る方法と、もう1つは自宅のポストへお薬を届けてもらう方法です。
診療予約の際に、都合の良い方を選ぶことができます。

4. まとめ

通院の負担から受診を我慢してしまうことは、親御さんにとっても、それを近くで見守るご家族にとっても辛いことです。
お守り代わりに、まずは元気なうちに一度サイトを見て備えておくことをおすすめします。

大切な家族の時間と笑顔を守るために、ぜひ「お家診察」という新しい選択肢を上手に取り入れてみてくださいね。

はじめてのオンライン診療(スマホ通院)はこちらから

患者目線のクリニック

土日祝含む年中無休、平日は早朝6時から24時まで幅広い時間で、初診からのオンライン診療を提供している総合クリニックです。
12もの診療科(内科・皮膚科・睡眠外来・漢方外来など)を、安心の保険診療価格で受診することができます。
最短翌日に届く、お薬の自宅配送も可能です。

あなたの「介護と健康」のお悩みを大募集!

「うちの親のこういう症状、画面越しでも診てもらえる?」「介護の合間に自分の不調を相談したいけれど……」など、皆様のリアルなお悩みを募集します。
今後の連載の中で、当院の医師が丁寧にお答えしていきます。
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市川 峰大 先生
市川 峰大 先生 所属:患者目線のクリニック 滋賀医科大学医学部卒業後、大阪公立大学医学部附属病院および関連病院にて、急性期医療から慢性期・在宅医療まで幅広い内科診療に従事。
現在は内科医として診療を行う傍ら、ヘルスケア業界の事業開発支援に取り組むほか、株式会社ウェルネスに参画し、パーソナルドクターとして予防医療・生活習慣改善支援にも従事。
「患者目線のクリニック」では、内科や泌尿器科のオンライン診療を担当。
生活習慣病、未病領域を中心に、患者一人ひとりの背景や行動変容を踏まえた伴走型医療に取り組んでいる。
日本専門医機構認定 内科専門医。日本腎臓学会認定 腎臓専門医。
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筆者プロフィール

患者目線のクリニック
患者目線のクリニック
オンライン診療の充実: 全国どこからでも初診から受診が可能(年中無休・保険適用)。専用アプリを利用して診察から薬の配送まで完結できます。 対面診療と拠点: 東京の「虎ノ門院」と「銀座新橋院」があり、一般診療(内科・皮膚科など)だけでなく人間ドックや日帰り手術にも対応しています。 予約システム: DX(デジタル・トランスフォーメーション)を活用し、待ち時間のストレスを最小限に抑えるスムーズな医療体験を目指しています。
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オンライン診療の充実: 全国どこからでも初診から受診が可能(年中無休・保険適用)。専用アプリを利用して診察から薬の配送まで完結できます。
対面診療と拠点: 東京の「虎ノ門院」と「銀座新橋院」があり、一般診療(内科・皮膚科など)だけでなく人間ドックや日帰り手術にも対応しています。
予約システム: DX(デジタル・トランスフォーメーション)を活用し、待ち時間のストレスを最小限に抑えるスムーズな医療体験を目指しています。

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