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トップページ>認知症を学ぶ>嗅覚障害は認知症の兆候?症状とその原因、予防法まで徹底解説!

嗅覚障害は認知症の兆候?症状とその原因、予防法まで徹底解説!

認知症という病気は聞いたことはあるけど、実際はどういった病気なのかを知らないという方がよくいらっしゃいます。

認知症とは、脳に関する障害や病気などの多様な原因によって、認知機能が低下し、日々の生活に支障をきたす状態を指します。
種類として、アルツハイマー型認知症・レビー小体型認知症・脳血管性認知症・前頭側頭型認知症などがあります。

認知症は根本的な治療法や予防法が確立されていませんが、日々研究がなされています。
ここでは以下のような認知症と嗅覚障害との関連性や嗅覚障害の原因などをお伝えします。

  • 認知症の症状として物忘れ以外に嗅覚症状は出るのか
  • 嗅覚障害はそもそもどうやって起きるのか
  • 嗅覚に異常がでる原因は認知症だけなのか
  • 認知症は一般的に予防する方法はあるのか
  • 嗅覚を刺激することが認知症の予防になるのか

これらの情報が認知症の早期発見や症状改善に繋がる可能性があります。

ぜひ最後までお読みください。

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認知症の症状

認知症の中核症状と周辺症状

認知症と聞くと物忘れや徘徊などの症状を思い浮かべる方が多いでしょう。

認知症の症状は中核症状周辺症状の二つに分けられます。
どのような症状があるのかご説明いたします。

中核症状

認知症の中核症状は認知機能低下や記憶障害、見当識障害、遂行機能障害などがあります。
認知症の種類はいくつもありますが、全ての認知症で必ず起こる症状です。

薬によって進行を遅らせたり症状を抑えることはできますが根本的な治療はありません。

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周辺症状

認知症に伴う異常行動や精神・心理状態を周辺症状といいます。
例えば、徘徊や暴行、不潔行為、うつ状態などで介助者が困難になりやすい症状が挙げられます。

また、近年アルツハイマー型認知症には初期症状の10年以上前から前兆がある可能性が高いということがわかりました。
それは「腐ったにおいが気にならない」などの嗅覚障害です。

認知症のイメージである物忘れや無気力、道に迷うという症状は発病を疑うことが多いでしょう。

一方で、嗅覚の異常は風邪や鼻炎だろうと安易に考えがちです。
においがしないという症状は認知症の周辺症状もしくは前兆を疑うようにしましょう。

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嗅覚症状は認知症の兆候?

認知症の兆候としての嗅覚症状

認知症の初期症状といえば物忘れや道に迷うなどが思い浮かぶのではないでしょうか。

最近の研究では「においがわからない」ことが認知症の前兆だと考えられています。
認知症の主な初期症状とどのように嗅覚が認知症と関係があるかについてお伝えします。

代表的な初期症状

認知症かもしれないと不安を感じる際の代表的な初期症状は多くあります。

記憶障害 

さっき聞いたこと自体を忘れてしまい同じ質問を繰り返す。

見当識障害

1日の中で朝昼夜がわからなくなる、夏に冬の洋服を選ぶなど季節感がなくなる。

実行機能障害

料理の手順がわからなくなる、計画を立てて行動することができない。

無気力や無関心

趣味などこれまで興味があったものに関心を示さない、身の回りのものに興味がなくなる。

実際は上記のような様々な症状のうち複数のものが同時に現れてきます。

しかし、最近の研究では認知症の初期症状のだいぶ前から嗅覚異常が現れると考えられています。
それは「においが判別できない」という嗅覚の判別機能低下です。

嗅覚と認知症の関係性

何かの香りがして、その香りをきっかけに思い出がよみがえった経験はありませんか。
これは人間の脳の中で嗅覚と記憶に密接な関連性があるためです。

脳にはにおいを感じる「嗅内皮質」があり、これに隣接するのが「嗅内野」です。
記憶をつかさどる海馬は「嗅内野」という部位を介して「嗅内皮質」とつながっています。
そのため、香りと記憶は神経細胞として直接的につながりがあるのです。

アルツハイマー型認知症は一般的に記憶障害から症状が始まるといわれています。
しかし実際は初期症状が始まる10年から20年前に嗅覚が衰え始めるとされています。

多くの人が前兆症状として嗅覚障害があることを知れば早期発見につながるでしょう。

認知症における嗅覚症状の原因は?

認知症の嗅覚症状の原因

ここまでのご説明で嗅覚の異常は認知症にも関連がある可能性が高いとお話ししました。

認知症における嗅覚症状の原因は、アセチルコリン等の物質の減少による嗅神経障害だと言われています。
認知症はアミロイドβやタウタンパク質、アセチルコリン神経の脱落などに起因します。

その中で嗅覚は神経伝達物質であるアセチルコリンと密接に関わっています。

アルツハイマー型認知症ではこのアセチルコリンが減少することがわかっています。
そのため、アセチルコリンによる嗅神経の障害を起こした後、徐々に記憶障害が発生していくようになります。

また、レビー小体型認知症や軽度認知障害の初期において、嗅覚障害は代表的な症状です。

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嗅覚症状があれば認知症なのか?

嗅覚症状がある時の認知症の確率

人は加齢によって視覚や聴覚などが低下していきます。
また嗅覚の検査の結果、高齢になるにつれ嗅覚も低下していることがわかっています。

しかし、他の視覚や聴覚などと比べると嗅覚機能は加齢の影響を受けにくいという特徴があります。
もしくは高齢者の日常生活においてあまり支障にならない程度の変化とも考えられます。

そのため嗅覚の異常に気付くことができれば、認知症の早期発見に繋がることもあるでしょう。

しかし嗅覚機能の低下はアルツハイマー型認知症以外でも起こると考えれています。

日常的に風邪やアレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎などでにおいがわかりにくくなります。
そのため嗅覚症状の原因をすぐに判明させることは難しいものです。

「においがしづらい」と感じた場合には早期に耳鼻咽喉科などで受診することが大切です。

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認知症を予防するには?

認知症の予防

現時点では認知症には完全な予防法や治療法は見つかっていません

認知症は進行性であり、時間の経過に伴って症状が悪化していきます。
そのため少しでも発病のリスクを減らすために日々できることを積み重ねていきましょう。

適度な運動

加齢とともに筋力が低下していくため適度な運動はとても大切です。

下半身の筋肉強化や体幹の強化を行うことは寝たきり状態の予防になります。
普段から歩くことで筋力の維持や景色を眺めることができ、脳への刺激になります。

他人との積極的な交流

人と会話をするなどコミュニケーションを取ることは脳の刺激になります。
家族や趣味の場で出会う人、デイケアなどで知り合う仲間と交流しましょう。

また、自分のこれまでの人生を語ったり共感を得たりすることで自尊心の維持にも繫がります。

バランスの良い食事

日頃の食事から摂取する栄養素によって人の身体は作られています。

糖質や塩分を控えめにしたバランスの良い食事を心がけましょう。
そうすることで糖尿病や高血圧を防ぐことが間接的に認知症を予防します。

生活習慣の予防

発症割合が最も大きい認知症はアルツハイマー型認知症です。
アルツハイマー型認知症は特定のタンパク質が脳細胞にたまることに起因します。

タンパク質の蓄積は加齢や生活習慣が影響している可能性があといわれています。
脳を刺激することや日常生活を健康的に送り生活習慣病を予防することが大切です。

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薬の使い方

嗅覚を使った認知症予防法もある?

嗅覚を使った認知症予防法

最近の研究では嗅神経と海馬には再生する能力があるといわれています。
しかも特に再生能力の高い嗅神経を刺激することで隣接した海馬にも刺激が伝わります。

嗅覚を刺激するため海外ではアロマオイルを使った予防法に効果があるとされています。
日本においてもアロマを使った認知症の予防や、患者の症状改善に効果がみられています。

最も効果があった精油として昼用にローズマリー・カンファーとレモンが挙げられます。
また夜用にはラベンダーとスイートオレンジの組み合わせが良いという研究があります。

効果としては軽度認知障害ではアロマテラピーにより症状の改善がみられています。

またアルツハイマー型認知症でも軽度から中等度の患者さまの症状改善がみられています。

認知症と嗅覚のまとめ

認知症と嗅覚のまとめ

ここまで認知症と嗅覚症状の関連性や認知症の最新の予防法などを中心にお伝えしてきました。
下記が本記事のまとめです。

  • 認知症の場合、10年以上前から嗅覚機能が低下することがある
  • 嗅覚をつかさどる嗅覚皮質は海馬に隣接し、海馬より先に病変が発生し障害が起きる
  • 嗅覚異常は認知症だけではなくアレルギー性鼻炎や慢性副鼻腔炎などが原因で起きる
  • 認知症の完全な予防法はないが生活習慣を整えることで発症リスクが減る
  • 嗅覚を刺激するアロマテラピーが患者様の症状改善や予防に繋がる

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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監修者 メディカル・ケア・サービス

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