認知症

down compression

介護

down compression

健康

down compression

専門家コラム

down compression

連載マガジン

down compression

おすすめ書籍

down compression
健達ねっと>健康・生活>更年期>【3/1~3/8は女性の健康週間】更年期障害完全ガイド|原因・多彩な症状から治療法まで徹底解説

【3/1~3/8は女性の健康週間】更年期障害完全ガイド|原因・多彩な症状から治療法まで徹底解説

スポンサーリンク

更年期とは? 正しい基礎知識

更年期の女性のイラスト

更年期はいつから始まり、いつまで続くのか

「更年期」とは、閉経を挟んだ前後5年、合計10年間の期間を指します。
日本人女性の平均的な閉経年齢は約50歳ですが、個人差が大きく、早い人では40代前半、遅い人では50代後半に迎えることもあります。
つまり、おおよそ45歳~55歳頃が「更年期」にあたります。

この時期は、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が急激に減少するため、心身にさまざまな変化が現れます。
これが日常生活に支障をきたすレベルになった状態を「更年期障害」と呼びます。

▼更年期の期間や発生メカニズムについての詳細はこちら
更年期はいつから始まるの?発生の原因やいつまで続くかなどを紹介

更年期障害になりやすい人・なりにくい人

「更年期障害」の症状の重さは人それぞれです。
寝込むほどつらい人もいれば、ほとんど気にならずに過ごす人もいます。
この差は、ホルモン量の変化だけでなく、本人の性格(真面目、完璧主義など)や、環境要因(仕事のストレス、介護、子供の独立など)が複雑に絡み合って生じると言われています。

▼更年期障害の定義や、症状が出やすい人の特徴はこちら
更年期障害とはどんな症状を指すの?いつからや治療方法なども紹介
更年期障害になりやすい女性とは?対策方法について解説!

スポンサーリンク

なぜ不調が起こる? 体の中で起きていること

自律神経とホルモンの深い関係

更年期の不調の主な原因は、卵巣機能の低下によるエストロゲンの減少です。
脳は卵巣に対して「ホルモンを出せ」と指令を出しますが、卵巣がそれに応えられないため、脳がパニックを起こします

脳の視床下部は、ホルモン分泌だけでなく「自律神経」のコントロールセンターでもあります。
そのため、ホルモンの混乱が自律神経に飛び火し、体温調節や感情のコントロールがうまくいかなくなるのです。
また、甲状腺の病気とも症状が似ているため、見極めが重要です。

▼自律神経と更年期、甲状腺の関係性についてはこちら
自律神経は更年期と甲状腺にどのように関係する?徹底解説します!

生理の変化と不正出血

更年期に入ると、まずは月経周期が乱れ始めます。
頻発月経(周期が短くなる)や稀発月経(周期が長くなる)を繰り返し、やがて閉経を迎えます。
しかし、生理周期の乱れだと思っていた出血が、実は子宮体がんやポリープなどの病気のサインである可能性もあります。
「更年期だから」と自己判断せず、不正出血には注意が必要です。

▼更年期の生理不順や不正出血のリスクについてはこちら
更年期の生理は安定しない?更年期の生理について徹底解説!
更年期の不正出血はなぜ起こる?原因や治療の仕方について説明!

【身体の悩み】代表的な症状と対策

更年期の症状は「百人百様」と言われるほど多岐にわたります。
ここでは代表的な身体症状をカテゴリー別に解説します。

1. ホットフラッシュ(ほてり・発汗)

更年期障害の代名詞とも言えるのが、急に顔が熱くなったり、滝のような汗が出たりする「ホットフラッシュ」です。
これは自律神経の乱れにより、血管の収縮・拡張のコントロールができなくなるために起こります。
冬場でも汗が止まらない、緊張していないのに顔が赤くなるなどの症状は、生活の質(QOL)を大きく下げてしまいます。

▼ホットフラッシュや発汗のメカニズムと対策はこちら
ホットフラッシュへの対策方法とは?更年期障害となる原因も説明
ホットフラッシュ|更年期のほてり・のぼせ・汗を改善するには
汗が止まらない!原因は更年期?不快な発汗の対処法についても解説!

2. 動悸・息切れ・高血圧・頭痛・めまい

「急に心臓がドキドキする」「階段を上がっただけで息切れがする」。
これらも更年期によくある症状です。
エストロゲンには血管をしなやかに保つ働きがあるため、分泌が減ると血圧が上がりやすくなったり、頭痛が起きやすくなったりします。
また、ふわふわするようなめまいや、立ちくらみ(貧血のような症状)を感じることも少なくありません。
貧血は子宮筋腫などが原因の場合もあるため、注意が必要です。

▼循環器系や頭部の不調に関する詳細はこちら
更年期の動悸・息切れの原因は?症状から対処法まで解説!
更年期の血圧は高くなりがち?更年期高血圧の仕組みや改善方法を紹介
更年期頭痛はなぜ生じるのか?原因や治療・改善方法などを紹介
更年期のめまいとは?めまいの種類や原因・治療について徹底解説!
女性の貧血の原因は?生理、妊娠、更年期、ストレスとの関連

3. 関節痛・手指の痛み

意外と知られていないのが「関節痛」です。
エストロゲンが減少すると、関節や腱にあるコラーゲンの代謝が落ち、滑膜や軟骨の水分が保てなくなります
その結果、指の第一関節が痛んだり、膝や腰が痛んだりすることがあります。
ここで注意したいのが「関節リウマチ」との混同です。
朝のこわばりや痛みの出方には違いがありますが、自己判断は禁物です。

▼更年期の関節痛とリウマチの見分け方はこちら
更年期関節痛|痛みの原因や治療方法を解説します!
関節痛は更年期のせい?症状・対処方法を徹底解説
関節痛で指が痛むのはリウマチ?それとも更年期?原因と対策を解説
その関節痛は更年期?リウマチ?違いは何?症状・原因・対処法を解説

4. 体型変化・お腹の張り

「昔と同じ食事量なのに太る」「お腹にガスが溜まりやすい」。
これらも更年期特有の悩みです。
基礎代謝の低下に加え、自律神経の乱れで腸の動きが悪くなり、おならが出やすくなることもあります。
無理なダイエットは逆効果になることもあるため、更年期に適した体重管理が必要です。

▼更年期のダイエットや胃腸トラブルについてはこちら
更年期になると太るのはなぜ?太る理由やダイエット方法を紹介
更年期におすすめのダイエット方法は?更年期に太りやすい理由を紹介
女性のおならが止まらない原因は更年期?対策と予防方法を徹底解説

【心の悩み】イライラ・うつ・不眠

更年期は「体」だけでなく「心」も不安定になりがちです。

感情のコントロールが効かない

ささいなことでイライラしたり、急に悲しくなって涙が出たり。
これは「更年期うつ」とも呼ばれる状態で、ホルモンバランスの乱れが脳の神経伝達物質に影響を与えることで起こります。
性格の問題ではありませんので、自分を責めないことが大切です。

▼イライラやうつ気分の原因と対処法はこちら
更年期にイライラするのはなぜ?原因や対処方法について徹底解説!
更年期うつとは?症状・原因・治療について詳しく解説します!

睡眠の悩み

「寝つきが悪い」「夜中に何度も目が覚める」「日中とにかく眠い」。
自律神経の乱れは睡眠の質を低下させます
良質な睡眠がとれないと、日中の疲労感やイライラが増幅する悪循環に陥ってしまいます。

▼更年期の睡眠障害と改善方法はこちら
更年期の眠いと感じる理由とは?睡眠障害の原因や改善方法を紹介

更年期障害の検査と治療

子宮と時計のイメージ画像

つらい症状がある場合、我慢せずに婦人科を受診することが改善への第一歩です。

どんな検査をするの?

問診に加え、血液検査でホルモン値(エストロゲン、FSHなど)を測定し、更年期かどうかを診断します。
また、似た症状を持つ他の病気(甲状腺疾患、うつ病、リウマチなど)が隠れていないかを除外診断することも重要です。

▼検査の種類や診断の流れについてはこちら
更年期の検査にはどのようなものがある?検査の種類について解説!
更年期の症状にはどのようなものがある?症状と改善方法を解説!

治療の選択肢

主な治療法には以下のようなものがあります。

  • ホルモン補充療法(HRT) : 減少したエストロゲンを薬で補う方法。ホットフラッシュなどに即効性があります。
  • 漢方薬 : 体質に合わせて「気・血・水」のバランスを整えます。多彩な症状がある場合に向いています。
  • 向精神薬 : うつ症状や不眠が強い場合に併用されます。

▼治療法やセルフケアの全体像はこちら
更年期障害を治療するには?治療方法やセルフケアの方法などを紹介

毎日のセルフケアとサプリメント

病院での治療と並行して、日々の生活習慣を見直すことも大切です。

栄養とサプリメントの活用

バランスの良い食事を基本としつつ、不足しがちな栄養素をサプリメントで補うのも有効です。
特に注目したいのが「ビタミンE」。
抗酸化作用があり、ホルモンバランスを整えたり、血行を促進して冷えや肩こりを和らげる効果が期待できます。
また、大豆イソフラボン(エクオール)なども更年期女性によく選ばれています。

▼更年期におすすめの成分やサプリメントはこちら
ビタミンEの効果とは?女性に嬉しい「若返り」と更年期への働きを解説
疲れやすい50代女性におすすめのサプリメント|更年期障害についても解説!

まとめ:女性の健康週間をきっかけに、自分の体と向き合おう

更年期は、女性なら誰しもが通る道ですが、その症状や感じ方は一人ひとり異なります。
「年だから仕方ない」「みんな我慢しているから」と一人で抱え込まず、つらい時は家族や専門家に相談してください。

3月1日から8日の「女性の健康週間」をきっかけに、ご自身の心と体の声に耳を傾け、更年期という人生の転換期を健やかに乗り越えていきましょう。

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
  • グループホーム展開
  • 介護付有料老人ホーム展開
  • 小規模多機能型居宅介護
  • その他介護事業所運営
  • 食事管理
  • 栄養提供
  • 福祉用具販売

スポンサーリンク