【最新版】高齢者のおやつの役割とは?注意点やおすすめの簡単レシピも紹介

高齢者にとって、毎日の「おやつ」は単なるお楽しみや嗜好品ではありません。

実は、健康を維持し、心豊かな生活を送るための非常に重要な役割を担っています。

一方で、持病や噛む力(咀嚼)・飲み込む力(嚥下)の低下など、高齢者ならではの注意点も存在します。

本記事では、高齢者向けおやつの役割と目的、提供する際のポイント、そしてご自宅で簡単に作れるおすすめのおやつレシピ3選をご紹介します。

関連記事:5大栄養素の働きとは?主な食品や過不足による影響を解説

目次

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高齢者向けおやつの重要な3つの役割・目的

高齢者におけるおやつ(間食)には、主に以下の3つの役割があります。

1. 不足しがちな「栄養補給」

厚生労働省の調査によると、高齢者は活動に必要なエネルギーやタンパク質が不足する「低栄養」に陥るリスクが高いことが指摘されています。

加齢に伴う食欲の低下や、一度に食べられる量の減少が原因です。

おやつは「第4の食事」として、3度の食事で摂りきれないカロリーやカルシウム、タンパク質などの栄養素を補う重要な役割を果たします。

2. おいしく「水分補給」

高齢者は、のどの渇きを感じにくくなったり、トイレの回数を気にして水分を控えたりするため、脱水症状を起こしやすい傾向にあります。

ゼリーやプリン、水羊羹など水分の多いおやつを活用することで、無理なくおいしく水分補給ができます。

おやつの時間に一緒にお茶や牛乳を飲む習慣をつけるのも効果的です。

3. コミュニケーションと「食べる楽しみ」

家族や介護施設の仲間と一緒におやつを食べる時間は、コミュニケーションを促し、孤独感の緩和につながります。

「食べる楽しみ」は脳を活性化させ、毎日の生活にハリをもたらす大切な要素です。

関連記事:高齢者の食事で気をつけることは?低栄養を防ぐポイントや調理の工夫

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高齢者におやつを提供する際の3つの注意点

おやつを提供する際は、ご本人の健康状態に合わせた配慮が必要です。

① おやつの時間と量(カロリー)に配慮する

おやつの時間が遅すぎたり量が多すぎたりすると、夕食が食べられなくなり本末転倒です。

  • 時間: 昼食と夕食の中間である「14時〜15時頃」がベストであること
  • カロリー目安: 1日の必要エネルギーの約10%にあたる「100〜200kcal」程度に抑えること。(糖尿病や高血圧などの持病がある方は、医師の指示に従い糖分・塩分・カロリーを調整すること)

② 噛む力・飲み込む力(嚥下機能)に配慮する

噛む力や飲み込む力(嚥下機能)が低下している方には、誤嚥(ごえん)を防ぐための工夫が必要です。

パサパサしたもの(クッキーなど)、口の中に張り付くもの(お餅など)、むせやすい粉状のもの(きな粉など)は避け、ゼリーやプリン、ムース状の飲み込みやすいものを選びましょう。

③ 「食べる楽しみ」を奪わない

誤嚥を恐れるあまり、味気ないものばかり提供するのは避けたいところです。

見た目の美しさや季節感を取り入れ、「おいしそう」「食べたい」という意欲を引き出す工夫が求められます。

高齢者も食べやすい!おすすめおやつレシピ3選

ここからは、ご自宅で簡単に作れて、高齢者でも飲み込みやすい手作りおやつレシピをご紹介します。

1. ツルンと食べやすい「ぷるるん緑茶ぷりん」

牛乳のタンパク質とカルシウムが摂れる、香り豊かなプリンです。

【材料】(2個分)

  • 牛乳:200cc
  • 卵:1個
  • 砂糖:大さじ2
  • 緑茶(茶葉):大さじ1
  • ゼラチン:2.5g
  • 水:大さじ1

【作り方】

  1. ゼラチンを水でふやかしておく
  2. 牛乳を弱火にかけ、緑茶の茶葉を入れて煮出す(沸騰させないよう注意)
  3. 煮出したら砂糖とふやかしたゼラチンを入れ、よく溶かす
  4. 少し冷ましてから、溶いた卵を入れて混ぜ合わせる
  5. 弱火にかけ、少しとろみが出たら火を止める
  6. 目の細かいザルなどで濾しながら器に入れ、冷蔵庫で冷やし固める

※ほうじ茶や紅茶、抹茶でも代用可能です。

2. 甘じょっぱさがクセになる「さっぱりゆかり羊羹」

寒天を少なめにすることで、高齢者でも食べやすい柔らかめの仕上がりになります。

【材料】(6〜8人分)

  • こしあん:300g
  • 水:750ml
  • 粉寒天:4g(1袋)
  • 砂糖:300g
  • ゆかり(赤しそふりかけ):約10g

【作り方】

  1. 鍋に水と粉寒天を入れて火にかけ、混ぜながら煮溶かす
  2. 沸騰したら砂糖とこしあんを加え、さらに加熱して溶かす
  3. 時々混ぜながら、50度くらいまでしっかり冷ます(※寒天とあんの分離を防ぐコツ)
  4. ゆかりを混ぜ合わせ、型に流し入れて冷蔵庫で冷やし固める

3. 電子レンジで簡単!「卵白ミルクプリン」

お菓子作りで余りがちな卵白を活用した、高タンパクで手軽なプリンです。

【材料】(マグカップ1個分)

  • 卵白:2個分
  • 牛乳:150cc
  • 砂糖:大さじ1

【作り方】

  1. ボウルで卵白を切るように混ぜ、牛乳と砂糖を加えてさらに混ぜる
  2. ザル等で一度濾し、耐熱用のマグカップに移す
  3. ふんわりとラップをし、電子レンジ(600W)で約2分加熱する
  4. その後は10秒ずつ様子を見ながら加熱し、溢れそうになったらすぐに止める
  5. 取り出して、ラップをしたまま2分ほど余熱で固めれば完成

※バニラエッセンスを少し加えると風味が良くなります。

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まとめ

本記事では、高齢者向けのおやつについて解説しました。要点は以下の通りです。

  • おやつは「栄養補給」「水分補給」「コミュニケーション」という重要な役割を持っていること
  • 提供時間は14〜15時頃、カロリーは100〜200kcalを目安にし、夕食に響かないよう注意すること
  • 持病や嚥下機能に配慮しつつ、ゼリーやプリンなど食べやすく安全な形状のものを選ぶこと
  • 過度な制限で「食べる楽しみ」を奪わないよう、季節感や好みに寄り添うことが大切であること

手作りおやつなどを上手く活用しながら、心身ともに満たされる豊かおやつの時間を作ってみてください。

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