このたび令和8年熊本地震、千葉豪雨により被害に遭われた皆さまへ、心よりお見舞いを申し上げます。
メディカル·ケア·サービス株式会社では、2026年防災の日に際して、辻直美監修『地震·台風時に動けるガイド―大事な人を護る災害対策』から災害時に自分や家族の心と身体を護る方法を無料公開いたします。(2026年10月末まで)
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【備える】防災グッズは使いやすいものを最大限活用する
最重要は〝トイレ〟。身近なもので代用できる
備えが重要とはいえ、全部を防災専用のグッズでそろえるには、お金とスペースがいくらあっても足りません。そこで私がおすすめするのが、「普段使っているもの」と「100 円ショップなどのプチプラ(低価格)グッズ」を大いに活用することです。どちらも多用途に使い回せるものを選ぶことで、コストも保管スペースも抑えられます。
なかでも左ページの 〝PPGS 〟は、私が長年推している万能アイテム。本書でもいたるところに登場しますから、チェックしてみてください。
たとえば、備えのなかでも特に重要となるのが、災害用トイレ。災害時に停電や断水が起こると家のトイレが使えなくなりますが、人はどんな状況でもトイレだけはがまんできません。この災害用トイレも、〝PPGS〟で代用可能です。ぜひ試してみましょう。



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【自宅避難】ライフラインが止まったら電源と水を優先して確保
使いどころを意識しながらえたものを上手に使う
大きな災害が起こったとき、電気や水道、ガスの供給が止まる場合があります。ライフラインの復旧には、思いのほか時間がかかります。
自宅避難する場合、普段の備えが活きてくるのですが、被害の大きさによっては数日では済まないかもしれません。復旧まで耐え抜くには、備えたものを上手に使う工夫が大切です。
まず、優先するべきは電源と水の確保です。蓄電池などの予備電源は、介護に用いる医療機器を優先させて使い、スマホの充電はソーラー式バッテリーなどを活用しましょう。
水は、もし断水前なら、水道水を溜めてください。密封すれば常温で3日は持ちます。清潔ケアを含め、使いどころをよく考えましょう。

【自宅避難】衛生管理は感染症対策の要。清潔に保つ工夫を
少ない水でも工夫次第で衛生管理は可能
在宅介護をしているご家庭は、水の使用量が多い傾向があります。介護する相手の清潔ケアに使うためです。
災害時も感染症対策として清潔ケアが重要になるので、その分を考えて水を備蓄する必要がありますが、全部のケアを水に頼ろうとすると、ストックの量が多くなり大変です。ドライシャンプーや体拭きシートなどの道具を取り入れながら、水の使用量を抑える工夫が大切です。
ただし、はじめてのことは誰でも抵抗感があるものです。普段の介護でいろいろ試して、ケアを受ける本人が気に入るものを見つけておきましょう。
そのうえで、1日あたり水が何Lあれば足りそうか、改めて考えてみてください。休日に、3Lの水でどこまで生活できるか挑戦するのも◎。目安をつかみやすくなりますよ。

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【メンタルヘルス】避難生活を乗り切るレジリエンスの高め方
気持ちを持ち上げる方法を今のうちに見つけておく
レジリエンスとは、困難に直面している状況に対してうまく適応できる能力のことです。災害時は心にもダメージを負い、メンタルダウンすると生活に響きます。しかし、介護する側もされる側も普段からレジリエンスを高めておけば、災害時にもメンタルを保てて、避難生活を乗り切る力になります。
ぜひ試してほしいのが、左ページで紹介している 〝3・3・3の法則〟。そして、これを日常的に活用し、生活になじませてほしいのです。
たとえば「卵を1パック落として割った」「朝寝坊した」「子供がジュースをこぼした」など、日々の生活で生じるトラブルも〝小さな災害〟です。そういう事態に直面したとき、3・3・3の法則で気持ちを落ち着かせるという体験をしてください。普段できていれば、災害時にも必ず活きます。

NAO’S COMMENT 今時の防災情報はスマホで管理!
災害時は、フレッシュな情報をいかに早く仕入れることができるかも重要になってきます。
状況は刻一刻と変化しますから、それを随時追って、どう動くかの判断をしなければなりません。
そのためには、テレビ、ラジオだけでなく、スマートフォンの防災アプリも活用しましょう。GPS と連動させておけば、プッシュ通知でそのエリアの最新の防災情報が入ってきます。特に台風など、予測できる災害のときは便利です。
実際に私が使用していておすすめなのは、次の3つです。どれか1つでもダウンロードしておくと、状況判断に役立ちますから、検討してみてください。
まず、「Yahoo! 防災速報」です。エリアを登録すると、“ そのエリアで今発表されている災害情報” を通知してくれます。避難情報や地震情報、豪雨の予報などがひと目でわかります。エリアは現在地のほか、国内3地点まで登録できます。
もう一つは「ウェザーニュース」です。登録したエリアの天気予報や、最新の台風情報、雨雲などの接近情報のほか、ゲリラ雷雨や大雪、地震などの情報も知らせてくれます。天気は1時間ごとなど詳細な予報がわかるため、台風や大雨が発生している中でどう行動するか、見通しを立てるのに役立ちます。
さらに、「特務機関NERV(ネルフ)」というアプリもあわせて使っています。気象庁と連動しており、緊急地震速報はもちろん、津波や噴火の速報、気象警報や注意報など、さまざまな防災情報がスピーディーに送られてきます。 また、書籍で紹介した「キキクル」はウェブサイトですが、「Yahoo! 防災速報」や「特務機関NERV」と連動するようになりました。あわせて確認すると、状況把握がよりスムーズになります。


