【6月5日はロコモ予防の日】一生歩ける体をつくる!ロコモティブシンドロームの兆候と最新予防・治療戦略

6月5日は、日本整形外科学会が制定した「ロコモ予防の日」です。
2026年現在、超高齢社会を迎えた日本において、単に長生きするだけでなく「自立して歩き続けられる期間(健康寿命)」をいかに延ばすかが、生活の質(QOL)を左右する最大のテーマとなっています。

目次

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ロコモティブシンドローム(ロコモ)とは何か?

ロコモティブシンドロームとは

ロコモティブシンドローム(Locomotive Syndrome)、通称「ロコモ」とは、骨、関節、筋肉、神経といった「運動器」の障害により、移動機能が低下した状態を指します。
進行すると将来的に要介護リスクが高まるため、早期の気づきが重要です。

なぜ「6月5日」がロコモ予防の日なのか

「0(ロ)5(コ)」「6(モ)」という語呂合わせに加え、初夏の過ごしやすい時期に運動習慣を見直してほしいという願いが込められています。

ロコモと「フレイル」「サルコペニア」の違い

  • ロコモ: 移動機能(歩く、立つ)の低下に特化した概念。
  • サルコペニア: 加齢に伴う「筋肉量」の減少。
  • フレイル: 身体的、精神的、社会的な「虚弱」全般を指す広い概念。

ロコモは、これらの中で最も「移動」にフォーカスしており、自立した生活を送るための根幹となる部分です。

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【セルフチェック】あなたは大丈夫?ロコモの7つの兆候

ロコモは自覚症状がないまま進行することがあります。
日本整形外科学会が推奨する「ロコチェック」で、自分の今の状態を確認してみましょう。

  • 片脚立ちで靴下が履けない。
  • 家の中でつまずいたり滑ったりする。
  • 階段を上がるのに手すりが必要である。
  • 家のやや重い仕事(掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど)が困難である。
  • 2kg程度の買い物(1Lの牛乳パック2本程度)をして持ち帰るのが困難である。
  • 15分くらい続けて歩くことができない。
  • 横断歩道を青信号のうちに渡りきれない。

一つでも当てはまれば、ロコモの可能性があります
早めの対策が未来の歩行を守ります。

ロコモを引き起こす「3大要因」

ロコモの原因は、単なる加齢による筋力低下だけではありません。
主に以下の3つの要素が複雑に絡み合っています。

① 運動器自体の疾患

  • 変形性膝関節症: 膝の軟骨がすり減り、痛みで歩行が困難になる。
  • 脊柱管狭窄症: 背骨の神経が圧迫され、足のしびれや歩行障害が生じる。
  • 骨粗鬆症: 骨が脆くなり、骨折(特に大腿骨や脊椎)を引き起こしやすくなる。

② 加齢による運動器の機能不全

筋肉量の減少(サルコペニア)や、バランス能力の低下。
反応速度が遅くなることで転倒しやすくなります。

③ 運動不足と生活習慣

デスクワーク中心の生活や、外出機会の減少。
2026年現在のデジタル化社会では、意識的に動かなければ運動器は急速に衰えます

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【実践ガイド】ロコモ予防のための「ロコトレ」

【実践ガイド】ロコモ予防のための「ロコトレ」

① 片脚立ち(バランス能力を高める)

  • 方法: 左右1分間ずつ、1日3回行います。不安な場合は必ず机や手すりに手を添えて行ってください。
  • 効果: 姿勢を保つ筋肉とバランス感覚を鍛えます。

② スクワット(下肢筋力を鍛える)

  • 方法: 足を肩幅より少し広めに開き、お辞儀をするようにゆっくり腰を落とします。膝がつま先より前に出ないよう注意しましょう。1セット5〜10回、1日3セットが目安です。
  • 効果: 歩行に最も重要な太ももの筋肉(大腿四頭筋)を効率よく鍛えます。

③ かかと上げ・フロントランジ

余裕がある方は、ふくらはぎを鍛える「かかと上げ」や、一歩前に踏み出す「フロントランジ」を組み合わせると、より高い予防効果が期待できます

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ロコモの治療:専門的なアプローチと最新の知見

ロコモが進行し、痛みが強い場合や歩行に支障が出ている場合は、医療機関での適切な治療が必要になります。

運動療法(リハビリテーション)

理学療法士などの指導のもと、個々の症状に合わせたリハビリプログラムを組みます。
痛みを恐れて動かない「廃用症候群」を防ぐことが最大の目的です。

薬物療法:痛みと骨のケア

ロコモそのものを直接治す「ロコモ専用薬」はありませんが、原因となる疾患を制御する薬が使用されます。

  • 鎮痛剤(NSAIDs、アセトアミノフェンなど): 痛みを取り除き、動ける状態をつくります。
  • 骨粗鬆症治療薬(ビスホスホネート、活性型ビタミンD3製剤など): 骨折を防ぎ、ロコモの急激な悪化を食い止めます。
  • 筋肉の質をサポートする栄養: 薬ではありませんが、良質なタンパク質やビタミンD、カルシウムの摂取が推奨されます。

手術療法

変形性関節症に対する人工関節置換術や、脊柱管狭窄症に対する除圧術などが、歩行機能を劇的に回復させる選択肢となる場合があります。

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ロコモと認知症・介護の深い関係

ロコモは身体の問題だけではありません。
「歩けなくなる」ことは、社会との繋がりを断ち、認知症のリスクを高めることにも直結します。

  • 認知症予防: ウォーキングなどの有酸素運動は脳の血流を促し、認知機能の低下を抑制することが多くの論文で証明されています。
  • 介護予防: 転倒による骨折は、高齢者が要介護状態になる原因の第3位です。ロコモを防ぐことは、家族の介護負担を減らすことにも繋がります。

まとめ:一生自分の足で歩くために

6月5日の「ロコモ予防の日」を、ご自身やご家族の「歩くチカラ」を見直す日にしませんか?

ロコモは、適切な運動と食事、そして早期の医療相談によって、進行を遅らせたり改善したりすることが可能です。
まずは今日、1分間の片脚立ちから始めてみましょう。
あなたの小さな一歩が、10年後、20年後の自由な移動を支える礎となります。

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ロコモティブシンドロームについて、より詳細な情報を知りたい方は、以下の専門記事も併せてご覧ください。

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